抄録
CH-003
深層学習による三次元折り紙形状推定における視点位置の影響
中垣内千晶(名大)・西野隆典(名城大)・武田一哉(名大)
折り紙のような三次元の折り畳み構造を持つ物体の三次元形状を推定するためには、物体外部の視点位置からは見えない領域も推定する必要がある。そこで本研究では、視点位置を変化させて、見えない領域がある折り紙の三次元形状推定を行い、推定にどのような影響が有るか調査する。折り紙を折る過程をシミュレーションすることで複数視点位置の三次元点群データを作成し、深層学習により形状推定を行った。実験結果から、視点位置によっては適切に形状推定できていない場合があることを確認した。今後の課題として、実際の三次元点群計測データを用いること、任意の展開図パターンでの検討が挙げられる。