抄録
C-010
RECONセル割当ての実現可能性と配線長コストを考慮した論理再合成手法
放生 卓・中野 洋・黒木修隆・沼 昌宏(神戸大)
LSI設計過程で発生する設計変更要求(ECO : Engineering Change Order)に伴う仕様変更を配線層の修正のみで実現する論理再合成の実現可能性向上を目的として,配線によって論理機能の再構成が可能なRECONセル(Reconfigurable cell)の割当て決定手法を提案する。提案手法では,配線長の増加を抑制しつつ,スペアセル割当ての実現可能性が向上するように2T/4T/6T-RECONセルを割り当てる。提案手法を実装・評価した結果,タイミング制約を考慮した修正成功率が,従来手法と比較して約4.5pt向上することを確認した。