抄録
C-004
エンジニアリングチェーンにおける設計情報連携環境の開発
岩津 賢・井上裕昭・藤田浩平(三菱電機)
近年、製造メーカは製品ライフサイクル短期化に伴い、製品の早期市場投入に必要なエンジニアリングチェーンの効率化が急務である。特に生産設備の設計では、機械、電気、制御の各設計工程の担当者間の調整時間の短縮が課題である。そこで、各設計工程の異なる設計ツールの生成物をデジタルで連携可能な環境の構築により解決を図る。本研究では、オープン技術であるエンジニアリングデータ交換フォーマットAML (Automation Markup Language)とクエリ言語SPARQL (SPARQL Protocol and RDF Query Language)を利用した連携環境のプロトタイプを開発した。開発により設計情報の統合と自動的な整合確認が機能することを事例に基づき検証した。