抄録
A-009
人員資源割当時におけるヒトの意図反映手法の確立に向けた数理モデル開発と検証
高津 諭・吉田 寛・坂本昌史・柴田朋子(NTT)
近年、数理最適化を用いて人や物の配置を最適化する手法は多様化しているが、状況に応じて変化する割当者の意図を考慮しながら最適化計算結果を理想解に近づける手法の確立は、意図を構造化して可視化することなどが難しくあまり検討が進められて来なかった.その為、特に人員資源割当に関しては解を実業務で活用することが困難だった.解決には意図を制限や制約として解に反映する必要がある.本研究では、意図反映モデルを開発し、意図を制約として組み込み、解を実業務に活用可能な手法の確立を目指す.机上検討ではわからない意図を明確化する為、開発モデルを用いた現場検証を行い、意図の表現、意図の反映方法について提案と考察を行った.