抄録
A-005
Javaプログラム中に現れる数式表現の揺らぎを検出するシステムの評価と改善
秀山祐司・樋口昌宏(近畿大)
プログラムには同じ意味を持つが表記が異なる数式がある。例えばa-3>0とa>3の様な数式の表記や、フィールド変数やローカル変数の順序がバラバラになっている等の場合がある。本研究はこれを数式表現の揺らぎと考え、これらを検出、提示し可読性を高めることを目的とする。数式表現の揺らぎを検出するシステムを試作し、いくつか適応したところ元々揺らぎとしたかったものを揺らぎとできない問題が現れた。そこで、それらの原因を分析して数式表現の揺らぎそのものの定義を変更し、システムを作り直した。本発表では改善方法について報告する。