渡辺 尚 君

2021年度功績賞受賞者の紹介

渡辺 尚 君 (わたなべ たかし)

渡辺 尚

 本会正会員渡辺尚君(フェロー)は,無線ネットワーク分野の研究を牽し,アドホックネットワーク,センサーネットワーク,IoT/M2M ネットワーク,無線電力伝送,エージェント通信システム,ネットワークサービスプラットフォームなどに関する先駆的で優れた研究を行い,この分野の発展や後進の育成に大きく貢献されました.近年はB5G/6G 無線ネットワークの活用などに関する先進的な研究を行っており,Society 5.0 時代を支える無線ネットワーク技術を数多く創出しています.
 同君は,学会活動の活性化に対しても多くの貢献をされており,本会においては,IFIP日本代表補佐(2004年度),モバイルコンピューティングとユビキタス通信研究会主査(2005年度~2008年度),情報環境領域委員長(2011年度~2012年度),理事(2011年度~2012年度),監事(2019年度~ 2020年度)などを歴任されています.また,国際電気通信基礎研究所客員研究員(2005年度~2013 年度),総務省近畿総合通信局受信環境クリーン協議会会長(2016年度~2022年度)などを歴任し,学術の振興や関連分野の発展に多大な貢献をされています.
 以上のように,同君が情報処理分野ならびに本会の活動の発展に尽くされた功績は誠に顕著であります.