2025年度受賞者

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2025年度情報環境領域功績賞受賞者

情報環境(IE)領域功績賞は,本領域の研究会分野において,優秀な研究・技術開発,人材育成,および研究会・研究会運営に貢献したなど,顕著な功績のあったものに贈呈されます.本賞の選考は,IE領域功績賞表彰規程およびIE領域功績賞受賞者選定手続に基づき,本領域委員会が選定委員会となって行います.本年度は2研究会の主査から推薦された下記2件の功績に対し,本領域委員会(2026年3月12日)で慎重な審議を行い決定しました.表彰状が授与されます.

木村朝子 君 (ヒューマンコンピュータインタラクション研究会)
[推薦理由]
木村朝子氏は,情報処理学会においてヒューマンコンピュータインタラクション分野を中心に,情報環境領域の発展に継続的かつ顕著な貢献を果たしてこられました.研究活動のみならず,研究会,シンポジウム,会誌,学会運営を横断した活動を通じて,本領域の学術的基盤と研究コミュニティの形成・活性化に大きく寄与してきた点は特筆に値します.
研究会運営の面では,情報処理学会ヒューマンコンピュータインタラクション研究会において,運営委員,主査,幹事として長期にわたり中核的役割を担ってきました.特に2017年度から2020年度にかけて主査を務めた期間には,研究会開催計画の安定化や運営体制の整備を主導し,研究発表の計画性向上と参加者増加を実現しました.これらの取り組みは,HCI研究会の持続的発展に大きく貢献しています.
また,インタラクションシンポジウムにおいては,プログラム委員,プログラム委員長,大会副委員長,大会委員長などを歴任し,長年にわたりその運営と発展を支えてきました.特に,査読体制や運営手法の改善に尽力し,研究発表の質と公平性の向上を実現したことにより,同シンポジウムは国内有数の研究発表の場として確固たる地位を築いています.
学会誌・出版活動においても,木村氏は情報処理学会の会誌担当理事として編集体制の強化と特集企画の充実を推進し,学会誌全体の質的向上と情報発信力の強化に寄与しました.特集企画の方向性に関する助言や執筆者の推薦などを通じて,最新の研究動向を的確に発信する体制を整え,学会誌の価値向上に貢献しています.
さらに,情報処理学会の事業担当理事として,全国大会やFITを含む学会全体の運営に深く関与し,第87回全国大会では理事兼主催校幹事として大会運営を担うなど,研究成果発表の場の整備や制度面での改善を推進してきました.これらの活動は,研究者が安心して成果を発信できる情報環境を整えるとともに,次世代研究者の参画を促進する基盤形成として重要な役割を果たしています.
以上のように,木村朝子氏は,情報処理学会における研究会運営,シンポジウム運営,会誌編集,学会運営を通じて,情報環境領域の学術的発展と研究コミュニティの形成に対し,継続的かつ実質的な功績を残してこられました.その貢献は本領域の基盤を支えるものであり,「情報環境領域功績賞」の受賞候補者として極めてふさわしいと考え,ここに推薦いたします.
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佐藤健哉 君 (高度交通システムとスマートコミュニティ研究会)
[推薦理由]
佐藤健哉氏は,高度交通システムとスマートコミュニティ(ITS)研究会の運営委員(2017-2020),幹事(2021-2024)および論文誌特集号編集委員を務められ,研究会の活性化に大いに貢献されました.
同氏は国際標準化機構(ISO)/ITS専門委員会(TC204)日本代表や総務省自律型モビリティ研究開発運営委員会など,政府系のITS関連委員会等でご活躍されているご経験を活かして,特別講演等で業界動向等に関して研究会に様々な情報提供をされるとともに,その人脈を活かしてITS研究フォーラム2025等での多くの講演者を招待され,本研究分野での最新の動向の共有や議論に尽力されました.また,研究会会場の提供や継続的な研究成果の発表により研究会の運営にも大きく貢献いただきました.
以上から,同氏の本領域における長年の貢献への感謝の意を表し,情報環境領域功績賞に推薦いたします.
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