企業賞(AAC研究会)
企業賞(AAC研究会)
賞の概要 | 協賛いただいている日本アイ・ビー・エム株式会社様とYAMAHA株式会社様の名をお借りして賞を授与します. |
選考委員会 | 同賞選定委員会(研究会各運営委員と各企業の担当者) |
選考方法 | 各企業が選定する |
選考基準 | 1月~12月までに行われた研究発表会で発表された論文のうち、優秀なものを毎年2件(1企業から1件)選定する。 |
表彰等 | 賞状。 | 年度最後の研究発表会で受賞論文を発表
2022年度
賞 | 受賞者(所属) | タイトル | 受賞理由 |
IBM賞 | 該当なし | ||
YAMAHA賞 | 境澤由起江,中村泰敏, 小杉素子,西田昌史(静岡大学), 和田真(国立障害者リハビリテーションセンター研究所), 鈴木康之(静岡大学) | 児童の時間知覚の発達を支援するリズムアプリの研究開発 | 弊社も深く関わる音楽の重要な要素であるリズムの活用が、多くの方の生活の向上に寄与する可能性を示唆した研究として、評価いたしました。 |
2021年度
賞 | 受賞者(所属) | タイトル | 受賞理由 |
IBM賞 | 該当なし | ||
YAMAHA賞 | 村山悠太,米山文雄(筑波技術大学),田中俊也,鮫島健一郎,中居志紀也,伊藤直樹(アルプスアルパイン株式会社),白石優旗(筑波技術大学) | ろう・難聴者に適した警告音通知ウェアラブルデバイスの開発:振動強度と方向伝達の基礎検討 | ヤマハ株式会社のブランドプロミスである「MAKE WAVES」と研究会の設立目的にある「障害者や高齢者を支援する情報処理技術の研究開発を通して,だれもが積極的に参加できる社会の実現を目指し」の両方の観点から,昨今様々なデバイスの利用環境が整備される中で,ウェアラブルデバイスを活用する事で,障がい者の社会進出を後押しする点を評価しました。まだ基礎研究レベルではありますが,今後の進展に期待しています。 |
2020年度
賞 | 受賞者(所属) | タイトル | 受賞理由 |
IBM賞 | 鶴見昌代,宮城愛美(筑波技術大学),新美知枝子(日本視覚障害者職能開発センター) | 視覚障害者のスマートスピーカー・スマートホームデバイスの利用状況に関する調査分析 | AI技術の進歩に伴い、音声アシスタント機器はエンターテインメントやヘルスケアなど様々なサービスのインフラの一つとして存在感を示しつつあります。この調査報告は、そうした機器の恩恵が特に期待される一方で具体的な知見に乏しい視覚障害者の現状に一石を投じるものだと考えます。 |
YAMAHA賞 | 該当なし |
2019年度
賞 | 受賞者(所属) | タイトル | 受賞理由 |
IBM賞 | 設楽明寿(筑波大学大学院),諸熊浩人(株式会社U’eyes design),加藤優(上智大学大学院),佐藤文一(東京大学大学院),大島千佳(佐賀大学),澤田秀之(早稲田大学) | 災害時に障がい者を安全に導く情報技術 ~視覚・聴覚障がい当事者からの提議~ | アクセシビリティ研究会の理念の一つである「当事者の参加」を象徴する試みであると共に、社会インフラとしての情報技術に求められるニーズの一面を明らかにし今後の技術開発への示唆を与えたことを評価しました。ぜひこうした取り組みを継続し、方法を洗練していっていただきたいです。 |
YAMAHA賞 | 松尾政輝(筑波大学), 三浦貴大(産業技術総合研究所), 藪謙一郎(東京大学高齢社会総合研究機構), 片桐淳(有限会社プッシュ・ポップ), 坂尻正次, 大西淳児(筑波技術大学), 蔵田武志(筑波大学/産業技術総合研究所), 伊福部達(東京大学高齢社会総合研究機構) | リアルタイム多感覚提示を行うインクルーシブアクションゲーム: 触覚提示付きゲームコントローラ(TactCon) を導入したゲームの開発と利用時の評価 | 障がい者と健常者が感動を共有できる可能性をゲームの世界で実証した点を評価しました。 |
2018年度
賞 | 受賞者(所属) | タイトル | 受賞理由 |
IBM賞 | 該当なし | ||
YAMAHA賞(2018-AAC-8-9) | 大島千佳, 西ノ平志子(三重大学/佐賀大学), 伊藤靖幸(兵庫頸髄損傷者連絡会), 池田麻衣(日本福祉大学大学院/あんしん訪問介護ステーション) | 障がい者でも長く楽しめる楽器を目指して ~装置と身体動作へのサポートの在り方~ | 弊社のコーポレートスローガンである「感動を・ともに・創る」と 研究会の設立目的にある「障害者や高齢者を支援する情報処理技術の 研究開発を通して,だれもが積極的に参加できる社会の実現を目指し」 の両方の観点から,研究そのものに,障がい者ご本人が積極的に参画し,単なる研究に終わらず,その成果により社会に感動を与えた点を評価いたしました。(ヤマハ株式会社) |
2017年度
賞 | 受賞者(所属) | タイトル | 受賞理由 |
IBM賞(2017-AAC-4-5) | 皆川 純 ,鈴木 健太郎 ,鶴田 智大 ,梅村 俊介 ,渡辺 知恵美 (筑波大学) | 短期的かつ小規模なイベントにおける視覚障碍者向け歩行支援システムの提案 | 弊社ではオープンソースに関連した活動を積極的に推進しています。本研究では,オープンソースの視覚障碍者の移動支援プラットフォームを活用し,また新しい問題提起とその解決方法を提案している点で評価いたしました。今後の更なる研究開発の発展とオープンソースへの貢献を期待しています。(日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所) |
YAMAHA賞(2017-AAC-5-7) | 竹腰 美夏 ,馬場 哲晃 (首都大学東京) | 義肢装具製作におけるデジタル技術の活用と参加型デザインプロジェクトの実践 | 弊社のコーポレートスローガンである「感動を・ともに・創る」と 研究会の設立目的にある「障害者や高齢者を支援する情報処理技術の 研究開発を通して,だれもが積極的に参加できる社会の実現を目指し」 の両方の観点から,技術の進歩とともに,世の中の価値も変わってきている中で,義肢装具という分野で,新たな可能性を示唆した研究である点を評価いたしました。(ヤマハ株式会社) |
2016年度
賞 | 受賞者(所属) | タイトル | 受賞理由 |
IBM賞(2016-AAC-1-17) | 杉原 太郎(岡山大学) | アクション・リサーチによるケア支援技術のユーザ行動に関する問題の深耕 | 世界各国で超高齢化社会における情報技術の活用が期待されています。本研究は介護の現場における課題とICTによる解決をアクション・リサーチというアプローチで実践しているという点で情報処理の分野において貴重な研究であり、将来性を感じるものとして評価いたしました。(日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所) |
YAMAHA賞(2016-AAC-2-16) | 岡本 誠(公立はこだて未来大学), 大槻 綾子(ヤフー株式会社), 伊藤 精英(公立はこだて未来大学) | 視覚障がい児童の創造性支援ツールと参加型デザインの可能性 | 弊社のコーポレートスローガンである「感動を・ともに・創る」と 研究会の設立目的にある「障害者や高齢者を支援する情報処理技術の 研究開発を通して,だれもが積極的に参加できる社会の実現を目指し」 の両方の観点から、新たな表現手段を提供するクリエイティブキットの開発と、 キットを活用した新たなコミュニケーションの可能性を示した点を評価いたしました。(YAMAHA株式会社) |