2020年05月18日版

監事の役割
串田 高幸(監事)

 はじめに、COVID-19でお亡くなりになられた方々に心よりご冥福を申し上げます。また、感染された方々や不安な日々をお過ごしの方々に謹んでお見舞いを申し上げます。

 私は、長く外資系IT企業の基礎研究所にて研究員として研究プロジェクトに携わってきた後、2019年4月からは大学教員として勤務しています。本会では、研究運営委員、研究会幹事、研究会主査、論文誌査読委員、論文誌特集号ゲストエディタ、論文誌編集委員長、調査研究運営委員として、主に研究関連の活動をしてきました。

 私は、2018年6月から2020年6月3日まで、監事の仕事をさせていただいています。「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律」によると、監事は、業務運営に対して善良な管理者の注意義務と呼ばれる「善管注意義務」をもって監視することや理事会に出席する義務を持っています。また、法令・定款に違反する決議や不当な決議が起こらないように監視すること、業務や財産調査して理事の職務執行を監視すること、計算書類等の会計監査と事業報告も含む業務監査を行って報告することがあります。もし不正行為のおそれや法令・定款違反の事実、あるいは著しく不当な事実があれば、理事会に報告することになっています。この業務遂行のため監事は、以下の条件のいずれかを充たす者が望ましいことになっています。
  1. 法人の業務運営に一定の知見を有し、業務監査能力を備えている。
  2. 会計制度に一定の知見を有し、計算書類の監査能力を備えている。
  3. 関係法令に一定の知見を有し、理事(会)の職務の執行(決定)等が法令に違反しないよう監視できる能力を備えている。
 私は、監事の仕事をはじめてから今まで、本会の業務、会計、関係法令やコンプライアンスに関する監査をしてきて、問題なく任期を終わることができそうです。これらは、すべて理事や学会事務局の皆様の手厚いサポートのお陰だと感謝しています。また、理事会に毎回出席して分かったことは、理事や学会事務局の皆様方が、多くの時間と労力をかけて本学会の業務運営をしてくださっていることで、大変感謝しています。

 理事会に提案された議案のうち、いくつかについては、議案の修正や再考をお願いしてきました。これらの議案は、本会の業務が深くかかわっていたため、理事や事務局の方々にそれまでの経緯をお聞きしながら、内容を十分に理解した上で意見を出しました。また、業務、財務、契約に対する監査が、本会を健全に保つことだけでなく、スムーズでタイムリーな業務運営を妨げないことを十分に考えた上で、お願いをしてきたつもりです。これらの意見やお願いが、監事として適切であったかどうか、また本会の業務運営に役立ったかについては、会員の皆様のご判断にお任せしたいと考えています。

 ここからは、監事の仕事と少し離れた話になります。2020年度以降が、本会の正念場になると考えています。将来にわたって、本会が情報分野でリーダシップを持って発展していくためには、戦略的に新規事業をはじめて、それを基幹事業にしていくことが重要であると考えています。理事会では、すでに中長期戦略の策定がはじまっていますので、既存事業の単なる延長や拡張にとらわれることなく、本会の将来を担うような新規事業を策定して、早期に開始されることを切に願うところです。

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