安信千津子 君

安信[対象業績]「意思決定支援を中心とした情報システムへの貢献および学会運営への貢献」

1977年東京大学工学部計数工学科卒業. 同年(株)日立製作所システム開発研究所入社, 知識処理技術と数理技術の意思決定支援システムへの応用と企業システムへの適用に従事. 2005-2009年事業継続計画(BCP)のコンサルティングに従事. 現在, (株)日立製作所 情報・通信システム社経営戦略室主管. 2003-2007年本会会誌編集委員. 2006-2007年度本会理事. 2006-2012年本会ITダイバーシティフォーラム代表. 博士(工学). 

[業績推薦理由]

 安信千津子君は, 知識処理技術の意思決定支援システムへの応用において, 特に金融分野のユーザと共同で数々の実績を残した. また, この経験に基いてエキスパートシステム構築方法論/構築ツールを開発し, 知識処理技術の普及に大きな貢献を行った. 事業継続計画(BCP)の重要性にも早期から着目し, BCP策定のコンサルティングを通じて, 社会インフラとしての情報システムの安全性向上に寄与した. さらに, 本会において要職を歴任し, 特にITダイバーシティフォーラム代表として情報処理分野での女性活躍促進の活動を牽引した.