山口 高平 君

  • 山口 高平

    [対象業績]「知識表現と知能ロボットに関する先駆的研究」

      1979年大阪大学工学部通信工学科卒業.1981年同大学院工学研究科通信工学専攻博士前期課程,1984年同博士後期課程修了.工学博士.1984年大阪大学産業科学研究所助手,1989年静岡大学工学部助教授・情報学部教授,2004年慶應義塾大学理工学部教授,2023年神奈川大学情報学部システム数理学科教授,現在に至る.電子情報通信学会フェロー,人工知能学会元会長.IEEE WIC ACM International Conference on Web Intelligence 2013,2014, PC Co-Chair.オントロジーと知識グラフ,データマイニング,知能ソフトウェア工学,知能ロボットなどの研究に従事.

    [業績推薦理由]

    山口高平氏は,知識表現におけるオントロジーの研究開発に取り組み,SCORオントロジーに基づく生産管理工程改善支援ツール,オントロジーと言語処理向けディープラーニングを統合した意味検索エンジンなどを実践し評価した.また,知能ロボットの研究開発にも取り組み,業務フローからPythonプログラミングコードを自動生成するプラットフォームPRINTEPSを開発し,その応用事例として,教師ロボット連携授業とロボット喫茶店の実践に取り組んだ.さらに,データマイニングに関する教科書の執筆などを通して,データサイエンス人材の育成に大きく貢献された.