玉置 政一 君

フェロー

玉置 政一 君(正会員)

[対象業績] 「通信処理技術の研究実用化及び学会への貢献」

1979年京都大学電子工学科卒業, 同年日本電信電話公社(現NTT)入社, 大型計算機OSの研究開発, 通信プロトコル標準化に従事, 1988年よりNTTデータ通信(株)(現NTTデータ)にて, マルチメディア通信技術の研究開発などに従事, 2009年より北京NTTDATA系統集成有限公司総経理として中国(北京)に赴任, 1997-99年本会マルチメディア通信と分散処理研究会幹事, 2006-07年度本会理事, 2007-09年ITプロフェッショナル委員会委員

[業績推薦理由]

玉置政一君は, 通信プロトコル処理プログラムの研究開発に参画し, 当該プログラムの軽量化, インタフェース仮想化等に取り組み, 社会基盤を支える多くの商用システムに適用した. さらに, マルチメディア情報を転送するための新しい通信プロトコル(MMCP)の提案, 実装, 実験を通した有効性検証等を実施し, 同分野の我が国の技術レベルの向上に寄与した. また本会において要職を歴任し, 特に, ITプロフェッショナル委員会委員として, IPAと連携した高度IT人材資格検討WGの設置, 情報処理試験の上位に位置する国際的に通用する資格認定制度の骨子の提言等を行い, 我が国の高度IT人材の育成に向けた種々の活動を牽引した.