浦城 恒雄 君

浦城[対象業績] 「先進的コンピュータの開発と各種標準規格制定活動による情報処理産業発展への貢献」

1959年3月東京大学理学部物理学科を卒業、直ちに日立製作所に入社し各種コンピュータの開発に従事。1984年同社神奈川工場企画部長、以後コンピュータ事業本部マーケティング本部長、研究開発推進本部長、技師長を経て1995年に同社を退職、関連会社を経て1999年に東京工科大学へ移籍。同大ではメディア学部教授、コンピュータサイエンス学部教授を務め、現在は名誉教授。1980年~1981年 本会理事、1986年~1989年 規格調査会理事、現在は歴史特別委員会委員 1998年7月 情報処理学会 標準化功績賞

[業績推薦理由]

氏は日立製作所においてHITAC Mシリーズをはじめ各種コンピュータの開発に従事し、同社のコンピュータ事業、ひいては我が国の情報産業発展に多大の寄与をされた。また、情報処理関係の標準制定に尽力し国際規格及びJIS規格制定へ多大の貢献をされて情報処理学会 情報規格調査会 標準化功績賞を受賞した。 東京工科大学へ移籍後はコンピュータ概論、メディアの現在と将来、コンピュータアーキテクチャなどの教育に携わり、若い世代の育成に貢献した。理事、規格調査会理事、歴史特別委員会委員などを歴任し、本会発展への貢献も多大である。