齊藤 忠夫 君

齊藤[対象業績] 「ディジタル交換方式、プロトコル工学およびコンピュータネットワークに対する貢献」

昭和38年東京大学工学部電子工学科卒、昭和43年同博士修了。昭和43年東京大学工学部講師、昭和44年同助教授、昭和61年同教授を経て平成13年(株)トヨタIT開発センターCTOチーフサイエンティスト。この間、平成10年郵政省情報通信審議会電気通信事業部会長、平成13年総務省情報通信審議会座長代理、平成17年電子情報通信学会会長などを歴任。また、平成60年郵政大臣表彰、平成17年総務大臣表彰、平成20年前島賞、平成25年電子情報通信学会功績賞、平成27年情報処理学会功績賞などを受賞。

[業績推薦理由]

齊藤忠夫氏は,永年にわたりディジタル交換方式,プロトコル工学,コンピュータネットワークなどの研究に携わり,当該分野を国際的に牽引してこられました.同氏の研究を原型としたディジタル交換網は1975年以降世界の標準になりました.また,JPNICの立ち上げを支援されるなど,我が国および世界のコンピュータネットワークの発展に貢献されました.本会においては,理事,英文図書出版委員会の委員長を務められたほか,1993年から2014年までの長きにわたりIFIP TC6の日本代表,2005年から2014年までIFIP全体会合の日本代表を務め、本会を代表されました.