重野  寛 君

[対象業績] 「無線および分散型ネットワーク技術の研究と学会運営に対する貢献」

1997年慶應義塾大学大学院後期博士課程修了.博士(工学).慶應義塾大学理工学部情報工学科助手 (有期) 等を経て,2012年4月より同教授.ネットワークプロトコル,分散処理,ITS等の研究に従事.本会論文誌編集委員,マルチメディア通信と分散処理研究会主査等を歴任.現在,本会理事,高度交通システムとスマートコミュニティ研究会主査.第78回全国大会実行委員長.学会活動貢献賞,2007年度論文賞,山下記念研究賞など.
 

 
[業績推薦理由]

重野寛君は,無線LANの分散型媒体アクセス制御方式,自動車アドホックネットワークの経路制御と転送制御,ピアツーピア型ビデオオンデマンドサービスにおけるキャッシュ手法とインセンティブ機構など,無線ネットワークのアーキテクチャやプロトコル技術,分散型ネットワーク応用技術の分野で先駆的な研究を行なった.本学会においては,論文誌編集委員,マルチメディア通信と分散処理研究会主査,高度交通システムとスマートコミュニティ研究会主査,理事(新世代担当)などを務め,学会運営と研究会コミュニティの発展に尽力した.