加藤 和彦 君

加藤[対象業績] 「二次記憶情報管理、分散システムおよびソフトウェアセキュリティ研究に対する貢献」

1985年筑波大学情報学類卒業.1989年東京大学大学院理学系研究科中退.1992年博士(理学).1989年東京大学理学部情報科学科助手,1993年筑波大学電子・情報工学系講師,1996年同助教授,2004年より筑波大学大学院システム情報工学研究科コンピュータサイエンス専攻教授.2015年より同専攻長.1998~2001年度調査研究運営委員会委員.2003~2006年度OS研究会主査.2013~2016年度日本ソフトウェア科学会理事長.

[業績推薦理由]

加藤和彦君は,システムソフトウェア基本機能である二次記憶上の情報管理技術と,分散システム上の情報管理技術,そしてソフトウェアセキュリティにおいて,国際的に評価される業績を上げている.また,調査研究運営委員会委員として4年間(平成10~13年)に渡って,この間に企画された研究会論文誌の立ち上げ,学会論文誌とのリエゾンを担当し安定運営に導いた.さらに,OS研究会主査を務め,同研究会の運営・活動の指揮を行い,優秀若手・学生表彰制度設立準備委員会委員長としても活躍し,情報処理学会に多大な貢献を行った.