近山  隆 君

近山[対象業績] 「ソフトウェア構築基盤の研究に対する貢献」

1977年東京大学工学部計数工学科卒業. 1982年同大学院工学系研究科情報工学専攻博士課程修了 博士(工学)取得. 1982年4月富士通. 同6月(財)新世代コンピュータ技術開発機構. 1995年東京大学大学院工学系研究科助教授. 1996年教授. 1999年大学院新領域創成科学研究科教授. 2008年大学院工学系研究科教授. 2009年度~2010年度本会理事. 2010年50周年記念全国大会組織委員 実行副委員長 プログラム委員. 


[業績推薦理由]

近山隆君, は東京大学大学院在籍中にUtilispを開発した. 第五世代コンピュータシステム研究開発プロジェクトでは, 言語処理系ESP, KL1 およびオペレーティングシステムSIMPOS, PIMOSの開発を主導した. これらは世界初の逐次論理型および並行並列論理型のソフトウェアシステムである. 東京大学においては並行並列処理システムの研究を継続する一方, ソフトウェア構築での人的労力の削減のための機械学習技術の応用の研究にあたり, コンピュータ将棋システムなどを題材に, 多くの成果を収めている.