安達  淳 君

安達[対象業績] 「電子文書処理に関するサービスの実現と研究開発への貢献」

昭和56年東京大学大学院工学系研究科電子工学専攻博士課程修了(工学博士),同年東京大学助手(大型計算機センター),昭和61年学術情報センター助教授, 昭和62年東京大学大学院工学系研究科助教授併任,文部省学術国際局学術調査官併任,平成6年学術情報センター教授, 平成12年国立情報学研究所教授, 平成13年東京大学大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻教授併任, 平成19年国立情報学研究所学術基盤推進部長併任,平成24年同副所長兼務.


[業績推薦理由]

安達淳君は我が国の学術情報の電子化,特に学術論文等の電子化およびネットワークを通した提供に関し,学術情報センターにおける図書館情報ネットワークサービスの企画,設計等,先駆的な研究開発とシステム実装を行ってきた.さらに電子図書館システムを行い,情報処理学会を始めとする学会の論文誌電子化や電子ジャーナル等のサービスを行い,国立情報学研究所にて提供されている.また,学術コンテンツポータルCiNIIの企画,設計,運用管理に当たる等,学術電子情報,電子文書に関する分野への発展,振興に大きく寄与している. 長年にわたるこれらの電子文書処理分野の業績は高く評価できる.