ITフォーラム:AITC先端IT活用推進コンソーシアム(関連団体)

日本発!マンガ駆動開発のすゝめ

(会場:4F407号室)
【セッション概要】日本が誇るマンガ文化が開発を変える!昨今、ITシステムにおいて単にその機能の優劣ではなくユーザーに提供できる経験の価値が重要視されるようになり、そのためのデザインが行われるようになりました。しかし、デザインされたユーザーの経験の可視化や実際の開発への適用について、現状の開発プロセスにはUXを実現するために決定的と思われるツールはありませんでした。AITCではその活動の中で、ユーザー経験をマンガで表現しマンガをキーに開発を行うという新しい開発プロセスをデザインしました。本セッションではマンガ駆動開発とは何か、そしてその事例についてご紹介いたします。

プログラム[09:30〜12:00]

【講演概要】先端IT活用推進コンソーシアム(AITC)は、企業における先端ITの活用および先端ITエキスパート技術者の育成を目指す団体です。AITCのユーザーエクスペリエンス(UX)技術部会では、サービスやアプリケーションのユーザー体験を向上するためのUXデザインプロセスの研究と実践に取り組んでいます。
松山 憲和様 司会:松山 憲和(PFUソフトウェア株式会社 開発技術センター 部長)
【略歴】1988年株式会社PFU入社。ソフトウェア開発環境の整備、データベース関連ツール、文書管理製品の開発に従事。その後、分散コンピューティングやモバイル・エージェントの調査・研究を行う中でXML技術、特にWebサービス関連技術の重要性からXMLコンソーシアムに参加。XMLコンソーシアム Webサービス実証部会で先進的な実証実験を多数実施。現在は、UXデザインプロセスを中心として、次世代の開発環境などに従事している。先端IT活用推進コンソーシアムユーザーエクスぺリエンス技術部会リーダー。情報処理学会 正会員。
【講演概要】マンガ駆動開発(Manga Driven Development)とは、ユーザーの経験(UX)をマンガで表現し、そのシーンを実現するための機能を設計する、新しい開発プロセスです。本講演では、マンガ駆動開発のコンセプト、そのメリット、具体的な手法、ツールについて、ご説明いたします。
原 孝治様

原 孝治(株式会社ディーディーエス システム部 部長代理)
【略歴】株式会社ディーディーエス システム部 部長代理。先端IT活用推進コンソーシアム(AITC)運営委員、ユーザーエクスペリエンス(UX)技術部会 サブリーダー。

金山 豊浩様

金山 豊浩(AITC個人会員)
【略歴】UXエバンジェリスト。先端IT活用推進コンソーシアム(AITC)ユーザーエクスペリエンス(UX)技術部会メンバー。

菅井 康之様

菅井 康之(株式会社イーグル 開発部 リーダー)
【略歴】株式会社イーグル 開発部/リーダー。業務系システムの開発や技術コンサルティングに従事。AITCでは運営委員およびクラウド・テクノロジー活用部会のサブリーダーを務める。

【講演概要】マンガ駆動開発を適用した開発の事例として、「NUIを活用した交通切符販売機」、「大規模災害発生時における避難アプリ」、「空間OS」について、アクティングアウトを交えてご紹介します。
桶作 篤司様 桶作 篤司(PFUソフトウェア株式会社 基盤ソフトウェア統括部)
【略歴】PFUソフトウェア株式会社 基盤ソフトウェア統括部に所属。KIOSK端末関連ソフトウェアの開発に従事。現在はAITCにて、NUI活用部会のサブリーダーとして活動中。
神野 昌和様 神野 昌和(富士通株式会社 ソフトウェア検証統括部 プロフェッショナルクオリティエンジニア)
【略歴】富士通株式会社 ソフトウェア検証統括部に所属 汎用機、スパコン、サーバー上のミドルウェアの第3者製品検証に従事
吉田 光輝様 吉田 光輝(日本ユニシス・エクセリューションズ株式会社 メカニカルシステム事業部 NEXT技術部)
【略歴】日本ユニシス・エクセリューションズ株式会社 勤務。 機械系CAD/CAM、住宅系CADへの新技術適用に従事する。AITC ビジネスAR研究部会 サブリーダーを務めるほか、UX技術部会、NUI活用部会にて活動する。
【講演概要】本日のまとめとして、マンガ駆動開発を広く使って頂くためのガイドライン、AITCでの今後の取り組みなどについてご紹介します。
岡村 和英様 岡村 和英(株式会社テクリエ 代表取締役)
【略歴】株式会社テクリエ 代表取締役。業務系Webシステムからスマートフォン、ICカードなど大小様々なアプリケーションの開発および技術コンサルティングに携わる。現在、AITCではNUI活用部会リーダーを務めるほか、クラウド・テクノロジー活用部会、UX技術部会でも活動中。前身であるXMLコンソーシアムではセキュリティ部会リーダーとしてSAML実証実験、WS-Security仕様翻訳などに参画。