先端IT活用推進コミュニティ オンライン開催
ITフォーラム2025
─先端IT活用推進コミュニティ─
日時:2025年2月7日(金)14:00-18:00
会場:オンライン
今を感じる、未来を創る ~ 先端ITが導く新たなビジョンとAITCの挑戦 ~
特に、『空気を読む家』をテーマに、AI、IoT、XR、空間OSといった先端技術を駆使し、未来の暮らしを実現する実証実験を重ねています。 また、ウェルビーイングを向上させるためのITの活用に関する研究や議論も進めてきました。
これらの活動を通じて、ITが私たちの生活の質をどのように向上させるかについて深く探求してきました。
現在、生成AIやクラウド技術の進化によって、社会は大きな変革期を迎えています。
今回のセッションでは、これまでのAITCの成果を振り返りつつ、今後の社会における先端ITの役割と、AITCの新たな挑戦について議論を深めます。
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[14:00-14:05]オープニング
松山 憲和(AITC 空気を読む家スタジオ リーダー)
【略歴】株式会社PFUでソフトウェアの開発環境整備に取り組み中。AITCで空気を読む家スタジオのリーダーを担当。情報処理学会 正会員。 -
[14:05-14:15]Session1「AITCの活動紹介」
先端IT活用推進コンソーシアムの通称であるAITCとは、英語名称”Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive”の略称です。
この英語名称が示す通り、私達は自ら試し評価した先端ITの活用を推進することを標榜した活動を展開するとともに、先端ITエキスパート技術者の育成を目指しています。
3年前に法人主体のコンソーシアムから個人主体のコミュニティへと移行しましたがこの主旨は変わらず、コンソーシアム活動からの14年間、各種の先端ITに加えて技術を越えたテーマにも取り組んできました。
本講演では、AITC活動の全容をご紹介します。田原 春美(AITC 代表)
【略歴】日本アイ・ビーエムにてVMシステムエンジニアやソフトウェア/テクノロジーマーケティング等に従事。IBMが全世界で展開するEmerging Technology推進プログラムに日本側主管として参加。Java、XML、Webサービス等の先進的利活用を牽引した。これまでに5コンソーシアム(Java、XML、AITCなど)を立ち上げ、2つのコミュニティ化を実施、気象ビジネス推進コンソーシアム(WXBC)の設立に関与。現在は、AITCコミュニティの代表として先端ITの活用推進、ならびにWXBC運営委員、人材育成WG座長として気象データのビジネス利用・普及に注力している。2021年「気象庁長官表彰」受賞。 -
[14:15-14:25]Session2「オープンラボの取り組み」
オープンラボはAITCが活動対象分野とするDX、AI、XR、ブロックチェーンといった多岐にわたる先端技術、また時にはウェルビーイングといった技術を越えたテーマテーマについて、有識者の講演やAITCメンバーの活動成果をAITC会員はもとより非会員を含む参加者と共有し、知見やスキルを広め、深める取り組みです。本セッションでは、2021年のコンソーシアムからコミュニティへの移行後のオープンラボ活動を振り返り、今後のオープンラボのテーマについて考察します。
井出 将弘(AITC XR研究グループ リーダー)
【略歴】2016年よりTIS株式会社のR&D部門である戦略技術センターにてAR,VR,MRの研究開発を行う。先端IT活用推進コンソーシアムのビジネスAR研究部会のリーダーを経て、現在は先端IT活用推進コミュニティの運営委員及びXR研究グループのリーダーを務める。上級バーチャルリアリティ技術者。 -
[14:25-14:45]Session3「空気を読む家スタジオの取り組み」
協働プロジェクト『空気を読む家』が活動を開始して9年。AITCが取り組んできた数多くの先端技術を結集して議論、実証実験を実施してきました。9年間の取り組みについて振り返ります。
松山 憲和(AITC 空気を読む家スタジオ リーダー)
【略歴】株式会社PFUでソフトウェアの開発環境整備に取り組み中。AITCで空気を読む家スタジオのリーダーを担当。情報処理学会 正会員。 -
[14:45-15:15]Session4「コンテキストコンピューティング研究グループの取り組み」
コンテキストコンピューティング研究グループでは、知識基盤の構築と活用について研究しています。ChatGPTなどをビジネスの様々な分野で活用する企業が増えていますが、その技術は日々進化している一方で、論理推論の能力が弱く、ハルシネーションと呼ばれる誤った結果を出力することがあるなどの課題が挙げられています。本セッションでは、いわゆる大規模言語モデルの課題について振り返り、その対策・回避についての研究動向について紹介します。
道村 唯夫(AITC コンテキストコンピューティング研究グループ リーダー)
【略歴】国立研究開発法人科学技術振興機構勤務。現在は主に大学の研究者の研究成果をイノベーションに結びつけるための戦略策定、および支援活動に従事。AITCでは運営委員ならびにコンテキスト・コンピューティング研究グループのリーダーを務める。 -
[15:15-15:25]休憩
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[15:25-15:55]Session5「ビジネスXRの転回」
AITCがコミュニティに生まれ変わった2021年以降、Biz-XRグループでは毎月の定例会でXRやIT産業について、様々な観点でディカッションを行ってきました。顧問やゲストの方々を交えた過去の議論を振り返り、重要な論点
やインサイトについてご紹介します。西野 貴志(AITC XR研究グループ サブリーダー)
【略歴】黎明期のAR/VR技術に関心を持ち、2010年代より大手企業の実証事業を多数経験。デバイスやサービスが現場で活用できるレベルに達しつつあると感じXRサービスを手掛ける企業へ転職。 現在は技術部長として産業DX関連の サービス開発販売、企業や大学官公庁との実証事業などを指揮。 -
[15:55-16:25]Session6「「下り坂の雲」の行き先を灯す、これからのITの使い方」
VUCA=予測不能な出来事が例年のように発生することが日常化し、従前の価値観や社会の仕組みが急激に転換するパラダイムシフトが世界的に起こりつつあります。日本社会は、このような時代の変化に戸惑い、行き詰まりつつあり、先行き不透明な長い下り坂の時代に入った可能性があります。
先が見えず、不安にとまどう多くの人々に対し、ITがどのように寄り添えるかを提唱します。大林 勇人(AITC XR研究グループ メンバー)
【略歴】システムエンジニアとして、新規パッケージビジネスの立ち上げ、設計・開発、導入、運用・保守を担当後、コンサルタント・研究員として、情報システム全般に関するコンサルティング、官公庁関連の調査研究、先端テクノロジー関連の調査、マーケティング、これからの働き方をはじめとする数十年先を見据えた未来洞察、デジタルビジネス推進、デジタル・DX関連のコンサルティングなどに従事。先端IT 活用推進コミュニティ (AITC) 運営委員、XR研究部会メンバー。著作・講演実績多数 -
[16:25-17:30]パネルディスカッション「先端ITが導く新たなビジョンとAITCの挑戦」
これまでのAITCの成果を振り返りつつ、今後の社会における先端ITの役割と、AITCの新たな挑戦について議論します。
松山 憲和(AITC 空気を読む家スタジオ リーダー)
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田原 春美(AITC 代表)
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井出 将弘(AITC XR研究グループ リーダー)
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道村 唯夫(AITC コンテキストコンピューティング研究グループ リーダー)
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西野 貴志(AITC XR研究グループ サブリーダー)
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大林 勇人(AITC XR研究グループ メンバー)
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飯沢 篤志(AITC コンテキストコンピューティング研究グループ メンバー)
【略歴】2024年12月までリコーITソリューションズ株式会社で、毎月開催する講演会の企画・運営、ITスキル標準の適用に従事。 30年以上にわたり日本のデータベースコミュニティで学会活動に貢献し、情報処理学会2023年度コンピュータサイエンス領域貢献賞を受賞。 AITCでは、運営委員ならびにコンテキストコンピューティング研究グループのメンバー。AI、ウェルビーイング、意識、圏論などに興味をもちながら活動を継続。 -
[17:30-18:00]QA&クロージング
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