岡山大学イメージ

~AI TECH TALK~ ビジネス最前線・企業の技術部門が語る人工知能関連テクノロジー

開催日時:9月1日(火) 12:10-13:00


例年(FIT2017東京大学・FIT2018福岡工業大学・FIT2019岡山大学)に続き本年度も開催決定。本企画ではAI技術に関連した各企業のビジネスにおける取り組みを紹介します。機械学習・ディープラーニングなど急速に発展する人工知能関連テクノロジーについて、ビジネスの最前線を担う各企業の技術部門の方が実際の取り組みを語ります。当日は複数の企業が登壇してプレゼン及び質疑応答を行う予定です。

12:10-12:15 オープニング
12:15-12:30 株式会社サイバーエージェント
12:30-12:45 ゼネリックソリューション株式会社
12:45-13:00 株式会社東芝
13:00-13:05 クロージング


オープニング


株式会社サイバーエージェント

広告配信オークションにおける入札戦略

サイバーエージェントでは、インターネット広告を主軸の1つとして事業を展開しています。インターネット広告の多くは、リアルタイムで行われるオークションによって取引が行われています。この広告オークションでは,非常に短い時間の中で,適切な意思決定を行う必要があります。本セッションでは,このような制約下で適応的に入札額を決定する入札戦略について,強化学習や最適化を用いた方法を中心として,いくつかの研究事例を紹介します。

 阿部 拳之(株式会社サイバーエージェント・AI事業本部 AI Lab・リサーチサイエンティスト)

【略歴】2017年に東京工業大学大学院総合理工学研究科を修了後、株式会社ハル研究所でゲーム開発に携わる。2018年にサイバーエージェントに入社し、AI Labではマルチエージェント強化学習,不完全情報ゲームに関する研究に従事。


ゼネリックソリューション株式会社

産業の未来を支える実践的データ利活用と機械学習のチャレンジ

当社は、ビッグデータ解析と機械学習のソフトウェア製品「GS8」の販売及びデータ処理サービス提供を行うベンチャー企業。膨大に情報があふれているが企業や個人が必要とする情報の価値には個人差がある。必要な情報を生産しタイムリーに情報提供することこそがデータ利活用の重要な役割であり、我々のミッションであると考えています。企業や個人の過去の記録や現在の振る舞いを情報として統合・連結・分析・学習することでそれぞれに価値を創造する、次の情報ニーズを予測的に先取りしています。本セッションでは、産業界での新たな情報ニーズに応えるデータ利活用を効果的にサポートする方法論と成功事例をご紹介させていただきます。

 小西 亮介(ゼネリックソリューション株式会社 代表取締役)

【略歴】2006年12月ゼネリックソリューション株式会社を設立、代表取締役に就任。2012年3月慶應義塾大学総合政策学部卒業、慶應義塾大学SFC研究所・所員として、データベースと機械学習、意味的連想検索の研究開発に従事。2020年、国際会議14th IEEE International Conference on SEMANTIC COMPUTING(Californi)にて研究成果を発表。


株式会社東芝

生産性向上のためのアナリティクスAI:製造現場支援の最新動向

株式会社東芝・研究開発センターでは、製造現場の生産性向上や知的労働の支援・自動化を目指し、人工知能、機械学習、信号解析等を基礎としたアナリティクスAI技術の研究開発を行っています。具体的には、製造現場においてセンシングされたデータを監視・解析することで生産効率改善を支援するデータマイニング、波形信号・画像・映像などのメディアの加工・解析・意味理解の研究に取り組んでいます。本講演では、製造現場への適用を進める実例を交えながら、アナリティクスAI技術の最新動向を紹介したいと思います。

 井本 和範(株式会社東芝 研究開発センター 研究企画部 参事)

【略歴】2002年京都大学大学院情報学研究科知能情報学専攻修士修了。同年、株式会社東芝に入社。以降、東芝研究開発センターにて、音声認識、画像認識、ヒューマンインタフェースに関する研究開発に従事。現在は、製造現場の生産性向上を目的とした欠陥画像分類などのアナリティクスAI技術の研究開発に従事。


(*)講演者およびタイムテーブルを予告なく一部変更する場合があります。