特集論文募集

55号「XR最前線~メタバースがやってくる~」論文募集

論文誌デジタルプラクティス編集委員会

 

現在までに、仮想世界を現実のように体験できる“仮想現実(VR : VirtualReality)”、現実世界に仮想世界を重ね合わせて体験できる“拡張現実(AR:Augmented Reality)”、現実世界と仮想世界を融合させる“複合現実(MR:Mixed Reality)”といった技術が開発されています。これらの技術の総称であるXR(エックスアールもしくはクロスリアリティと呼ぶ)は、教育、医療、介護、観光、不動産、広告、流通、製造、建築、航空業界などさまざまな分野で活用されています。また、XRを活用したサービスが一般的となる時代に向けて、VRゴーグルなどの専用装置を不要とした表示デバイスや次世代テレビ(ホログラフィックTV)の研究開発が進められています。XRに着目が集まる理由は次の通りです。

  • 5Gによる大容量データ転送。5Gの登場により一度に大容量のデータが送受信できるようになり、データ容量の大きいVRやARなどの技術を扱いやすくなった。
  • 新型コロナウイルスの感染拡大。人との接触を避けたり、外出ができなかったりする状況下でも、人とのコミュニケーションやリアルな体験を実現するためのXRに期待が高まった。
  • これまでにないリッチなユーザ体験を提供してくれる新しい仮想空間としてメ タバースが注目され、そのコア・テクノロジーとしてXR技術が学術のみならず産業からも関心が寄せられるようになった。

そこで、ニューノーマル時代のXRやリモートワークのXRなど XRを活用した サービス、VRゴーグルなど専用装置を使わないHMI(Human Machine Interface)やホログラムディスプレイなど新しい技術、あるいはXR技術と掛け合わせることでメタバースの活用範囲を大きく広げると期待される web3技術を活用した XRシステムの開発・実証実験・運用から得られた知見を含むプラクティス論文の投稿を募集します。

論文テーマの例を下記に示しますが、これに限定されるわけではありません。

  • XRを活用したサービスの開発、実証実験、および運用から得られた知見
  • XRの新しいHMIやディスプレイなどの開発、実証実験、および運用から得られた知見
  • web3技術とXR技術を掛け合わせたメタバースの開発、実証実験、および運用から得られた知見

また、本特集号では、会誌デジタルプラクティスコーナーにメタバースに関する紹介や実践の解説を行う招待論文も合わせて掲載し、読者の方々の理解の助けとします。

皆様の、積極的な論文投稿をお待ちしています。

投稿要領

(1) 論文の執筆要領
論文執筆にあたっては、 「論文誌デジタルプラクティス」原稿執筆案内をご一読のうえ、 「論文誌デジタルプラクティス」原稿テンプレートによりご投稿ください。提出の際は、投稿者チェックリストをチェックし、原稿と合わせて提出ください。原稿は電子メールでデジタルプラクティス担当(tdp@ipsj.or.jp)宛てにSubjectに特集名を記載して送信してください。

(2) 投稿締切: 11月21日(月) 9:00※募集は終了しました

(3) 掲載特集号:2023年7月号 (Vol.4 No.3)

(4) 特集ゲストエディタ:土井美和子(情報通信研究機構)/コーディネータ:江谷典子(ANA)

(5) 特集号編集委員:
論文誌デジタルプラクティス
編集委員長:佐藤 聡(筑波大学)
副編集委員長:坂下 秀(アクタスソフトウェア)、藤瀬哲朗(三菱総合研究所)
会誌デジタルプラクティスコーナー
主査:斎藤彰宏(日本アイ・ビー・エム(株))
幹事:石井一夫(公立諏訪東京理科大学)、藤瀬哲朗(三菱総合研究所)
編集委員:青木学聡(名古屋大学)、荒木拓也(日本電気)、飯村結香子(NTT)、今原修一郎(東芝)、岩倉友哉(富士通)、鬼塚 真(大阪大学)、鎌田真由美(日本マイクロソフト)、上條浩一(東京工科専門職大学)、佐藤裕一(富士通)、澤邉知子(日本大学)、立床雅司(三菱電機)、戸田貴久(電気通信大学)、長坂健治(キンドリルジャパン)、西尾直也(日立製作所)、西山博泰(日立製作所)、新田 清(ヤフー)、濱崎雅弘(産業技術総合研究所)、平井千秋(日立製作所)、福原知宏(マルティスープ)、藤原一毅(国立情報学研究所)、細野 繁(東京工科大学)、三宅悠介(GMOペパポ)、横井直明(日立製作所)、 吉野松樹(日立製作所)、除補由紀子(NTT ソフトウェアイノベーションセンタ)
(論文募集公開時点(2022年8月))