50号「超スマート社会実現に向けた情報技術活用のプラクティス」特集論文募集終了

50号「超スマート社会実現に向けた情報技術活用のプラクティス」特集論文募集

論文誌トランザクション デジタルプラクティス編集委員会

 

日本政府の第5期科学技術基本計画において、我が国が目指すべき未来社会の姿として、「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)」、いわゆるSociety 5.0が掲げられています。現在、さまざまな分野でデータと情報技術を駆使して、効率性、安全性、快適性を飛躍的に向上させるスマート化に向けた研究開発、実装が進められています。各分野でのスマート化の成果が、分野を越えて融合し超スマート化した社会が、Society 5.0が目指す社会だと言えるでしょう。

 超スマート社会は、一朝一夕に実現するものではなく、さまざまな分野におけるスマート化に向けた技術開発、社会実装に向けた実証実験の積み重ねによって実現されるものです。それぞれの分野におけるスマート化は、フィジカル空間からのデータ収集、収集されたデータの管理、データを用いた分析、分析結果に基づく最適計画の策定、フィジカル空間での計画実行と結果のモニタリングといったさまざまな技術の組み合わせで実現されます。また、全ての人にとっての安全性、快適性を担保するために、セキュリティ、プライバシ保護、アクセシビリティといった配慮も必要となります。また、サステイナブルな社会を実現する観点で、使われる情報技術のエネルギー効率の考慮も必要です。これらの要素技術を組み合わせてスマート化を実現しようとする過程においては、実践してみないとわからない有用な知見が多数含まれているはずです。

 超スマート社会実現を目指して、交通、農業、医療、教育、通信、製造業、流通業、金融業などさまざま分野において、技術開発、製品開発、実証実験などの実践を通して得られた有用な知見を含むプラクティス論文の投稿を募集します。さまざまな分野から投稿を頂き、分野を越えた融合のきっかけになることを期待しております。

 論文テーマの例を下記に示しますが、これに限定されるわけではありません。

  • 超スマート社会実現に向けた実証実験プロジェクトから得られた知見
  • 超スマート社会実現に向けた製品/サービス開発から得られた知見
  • 超スマート社会実現に向けた分野を越えたデータ活用の実証実験から得られた知見

募集要領

(1) 論文の執筆要領
論文執筆にあたっては、 「論文誌トランザクションデジタルプラクティス」原稿執筆案内をご一読のうえ、 「論文誌トランザクションデジタルプラクティス」原稿テンプレートによりご投稿ください。原稿は電子メールでデジタルプラクティス担当(tdp@ipsj.or.jp)宛てにSubjectに特集名を記載して送信してください。

(2) 投稿締切:2021年9月6日(月)17:00  ※募集は終了しました

(3) 掲載特集号:2022年4月号 (Vol.3 No.2)

(4) 特集エディタ:吉野松樹(日立)

(5) 特集号編集委員
編集委員長:吉野松樹(日立)
副編集委員長:細野 繁(東京工科大学)、藤瀬哲朗(三菱総研)
編集委員:青木学聡(京都大学)、荒木拓也(日本電気)、西山博泰(日立製作所)、鎌田真由美(日本マイクロソフト)、飯村結香子(NTT)、石井一夫(久留米大学)、今原修一郎(東芝)、江谷典子(Peach・Aviation)、大嶋嘉人(NTT)、鬼塚 真(大阪大学)、上條浩一(日本IBM)、斎藤彰宏(日本IBM)、坂下 秀(アクタスソフトウェア)、佐藤 聡(筑波大学)、佐藤裕一(富士通研究所)、澤谷由里子(東京工科大学)、澤邉知子(日本大学)、立床雅司(三菱電機)、新田 清(ヤフー)、浜 直史(日立製作所)、濱崎雅弘(産業技術総合研究所)、平井千秋(日立製作所)、藤原一毅(国立情報学研究所)、横井直明(日立製作所)
アドバイザ:喜連川優(国立情報学研究所・東京大学)
(論文募集公開時点(2021年6月))