認定情報技術者(CITP)制度がIFIP IP3の更新認定を取得

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認定情報技術者(CITP)制度がIFIP IP3の更新認定を取得

IP3 認定証

報道関係者各位
プレスリリース

2023年5月16日

一般社団法人情報処理学会(会長:徳田英幸)が運用している認定情報技術者(略称:CITP)制度は、国際的な高度IT人材資格制度の推進組織であるIFIP IP3よりプロフェッショナル資格制度の基準(IP3P)を満たしているとして2018年に認定されたCITP制度(有効期間5年)の更新認定を本年4月13日付で取得いたしました。

CITP制度は、ITスキル標準(ITSS)のレベル4以上の情報技術者を対象とする上級資格制度で、2013年の試行の後、2014年度から本運用を行っています。この制度は、個々の技術者の資格審査を本学会が直接行う方式(個人認証)に加えて、ITSSをベースとした社内資格制度を運用する企業について、資格の水準がCITPと同等であると判断される場合に、その社内資格制度を認定する方式(企業認定、注:IP3の審査においてはTrusted Sourceとして扱われる)の2本立てで運用しています。

今回のIP3の更新認定においては、企業認定においてCITP制度対象とする社内資格の職種として新たにデータサイエンティストを追加して認定を得ました。また、IP3は現在改定が進められている新ISO/IEC 24773に基づく新たな認定組織を設けるための検討を開始しており、本学会はこの取り組みを積極的に支援してまいります。

現行規格のISO/IEC 24773: 2008は「ソフトウェア技術者を対象とする資格制度の比較の枠組み」であり、IP3は本規格などを参照しつつ国際認定する資格制度要件を独自に定めていますが、改定作業が進められている新たなISO/IEC 24773は「ソフトウェア技術者およびシステム技術者を対象とする資格制度に対する要求事項」の規格となる予定です。新規格では認定対象となる資格制度の要件と認証対象となる情報技術者に求める要件が、直接的に国際標準となります。情報処理学会はCITP制度の新規格準拠を図ります。また、国際的に認められたCITP制度の普及を促進すると共に、CITPコミュニティの発展を支援していきます。

・本年4月20日に開催されたIP3更新認定の授与式がIFIP Newsに掲載されております。
 https://www.ifipnews.org/ip3-reaccredits-acs-and-ipsj/
・初回2018年のIFIP IP3認定については情報処理学会の下記のURLをご参照ください。
 https://www.ipsj.or.jp/release/9faeag000000ud9u.html
・CITP制度の詳細については、情報処理学会の下記のURLをご参照ください。
 https://www.ipsj.or.jp/citp.html

(注)
認定情報技術者、および、CITPは、情報処理学会の登録商標です。
CITP:Certified IT Professional
IFIP:International Federation for Information Processing(情報処理国際連合)
IP3:International Professional Practice Partnership
IP3P:International Professional Practice Partnership Professional



本件に関するお問い合わせ
ご質問やご意見は下記までお知らせください.
一般社団法人情報処理学会 CITP担当
Email:ipsj.citp@ipsj.or.jp

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