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情報処理学会ではITプロフェッショナル(実務家)のためのシンポジウムとして、2004年度から毎年度「ソフトウエアジャパン」を開催し、多数の企業・大学等からのご支援を頂いております。
IT関連業界において現場で活躍されている産業界の方々を中心に、学界・官公庁関係の方々、次世代を担う若手の技術者・研究者の方々等、多くの方々がともに問題意識を共有し議論、交流を深められる場として、またIT産業の今後を皆様と考える機会といたしまして、今年度も「ソフトウエアジャパン2012」を開催いたします。

ソフトウエアジャパンアワード

ソフトウエアジャパンでは、日本発の世界に誇るジャパンソフトウェアの研究者、開発者、技術者を表彰しております。

過去の受賞者

ITフォーラムセッション 「高度IT人材育成フォーラム」

高度IT資格制度「情報処理学会モデル」
【セッション概要】
情報処理学会では、高度な情報系人材の社会的地位の向上を図るとともに、ITに関連する様々な課題を包括的に解決するために、ITSSレベル4に準拠した高度IT資格制度の試案を作成した。ISユーザー(企業、地方自治体、政府機関等)は高度な人材にシステム開発を委託したいとの強いニーズを持つが、ITベンダーが提示した人材を自ら評価できないという問題を抱えている。例えば、このような状況において、高度IT資格は人材の能力を可視化・証明するツールとして価値が高い。本シンポジウムでは、国際的な通用性も考慮して構築した高度IT資格制度「情報処理学会モデル」の検討結果を報告し、高度IT資格制度およびそれを運営するための様々な取り組み(各種試験制度、資格認証、外部認定、CPD、プロフェッショナル貢献など)を含むエコシステムを通じて情報系のプロフェッショナルコミュニティを構築するための方策について議論する。

プログラム[会場:2F 瑞雲]
13:30-13:50 講演-1 旭寛治 (日立製作所 情報・通信システム社 経営戦略室)
13:50-14:10 講演-2 芝田晃 (三菱電機 インフォメーションシステム事業推進本部 技術企画部 主管技師長)
14:10-14:30 講演-3 掛下哲郎 (佐賀大学 工学系研究科 准教授)
14:30-15:30 パネル討論 情報系のプロフェッショナルコミュニティ構築に向けて 
司会:掛下 哲郎 (佐賀大学 工学系研究科 准教授)  [資料]
【略歴】九州大学情報工学科卒業。同博士後期課程修了。工学博士。現在、佐賀大学知能情報システム学科准教授。2001年度より学科の教育システムの構築を推進し、2003年度にJABEE認定を受けた。2008年度より高度IT資格制度およびIT専門職大学院等を対象とする認証評価機関の構築に取り組んでいる。データベースおよびソフトウェア工学を専門とする。情報処理学会、電子情報通信学会等会員。
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13:30-13:50 講演[1] 
旭 寛治 (株式会社日立製作所 情報・通信システム社 経営戦略室) 

高度IT人材資格制度のビジョン  [資料]

【講演概要】情報システムは現代社会の基本的なインフラとなっており、それを支える情報処理技術者の責務は大きい。わが国にはおよそ100万人の情報処理技術者がいるが、そのプロフェッションの確立を通じて、プロの技術者集団としてのプロフェッショナルコミュニティが形成されることが望ましい。コミュニティが自律的に質の向上を図ることによって、情報処理技術者に対する社会の期待に応え、その結果、情報処理技術者の社会的地位の向上することが狙いである。情報処理学会ITプロフェッショナル委員会では、コミュニティにおいてリーダー的な役割を果たす高度IT人材の育成に役立つ資格制度の構築を目指している。本講演では、そのビジョンについて述べる。

【略歴】1971年(株)日立製作所入社。同社基本ソフトウェア本部長、ストレージソリューション本部長、(株)日立テクニカルコミュニケーションズ代表取締役等を歴任。1999年本会理事、2005年副会長。ITプロフェッショナル委員長、高度IT人材資格検討WG座長、歴史特別委員会委員、コンピュータ博物館実行小委員会主査。本会フェロー。
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13:50-14:10 講演[2] 
芝田 晃 (三菱電機株式会社 インフォメーションシステム事業推進本部 技術企画部 主管技師長)

高度IT資格の個人認証に関する情報処理学会モデル  [資料]

【講演概要】IT人材の可視化の手段としては、ITSSのレベル1~4に対応した情報処理技術者試験がある。しかし、高度IT人材に該当するITSSレベル4については、試験で評価される知識に加えて、実務での総合的な能力発揮や責務遂行の実績、および技術の発展や後進の育成等のプロフェッショナルとしての実績が要求される。情報処理学会では、情報処理技術者試験の合格を前提に、実務での実績やプロフェッショナル活動を評価してITSSレベル4の基準を満たす高度IT人材を認証する資格制度を設計した。この資格制度は、国際的にも通用するよう、IFIPのIP3のガイドラインにも準拠するようにした。本講演では、この資格制度の概要を説明する。

【略歴】1978年3月東大情報工学修士課程修了。 同年4月三菱電機(株)入社。汎用計算機のOS開発に従事。2001年より情報処理学会コンピュータ博物館実行小委員会委員。平成16年度学会活動貢献賞受賞。2001年よりCMMIを用いたプロセス改善に従事。2005年CMMIリード・ アプレイザ, CMMI入門インストラクタ資格取得。2008年度より情報処理学会高度IT人材資格検討WGメンバ、2009年度より同学会高度IT人材資格制度設計WG座長。
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14:10-14:30 講演[3] 
掛下 哲郎 (佐賀大学 工学系研究科 准教授)

外部組織に対する高度IT資格認証業務の委任に関する情報処理学会モデル  [資料]

【講演概要】我が国の情報系人材はIT提供側、IT利用側を合わせて103万人と推定されている。また、高度IT資格制度の対象となるITSSレベル4相当以上の情報系高度人材は約27万人である。このような規模の資格認証を実施するための協力体制を構築するためには、高度IT人材育成に関する各種の取り組みを連携させるエコシステムの枠組みが不可欠である。本講演では、高度IT資格の個人認証を目的とした企業の社内資格制度や既存の資格制度を対象とする認定モデルを提案する。大手企業等が本モデルに従って認定を取得することにより、高度IT資格の認証業務の一部を委任することができ、個別の資格制度の相互同等性および国際的通用性を第三者認定によって保証できる。また、大規模なエコシステムを効率的に構築できるため、情報系プロフェッショナルコミュニティを構築し、その中核メンバーを明確化する上でも合理的である。

【略歴】九州大学情報工学科卒業。同博士後期課程修了。工学博士。現在、佐賀大学知能情報システム学科准教授。2001年度より学科の教育システムの構築を推進 し、2003年度にJABEE認定を受けた。2008年度より高度IT資格制度およびIT専門職大学院等を対象とする認証評価機関の構築に取り組んでい る。データベースおよびソフトウェア工学を専門とする。情報処理学会、電子情報通信学会等会員。
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14:30-15:30 パネル討論
情報系のプロフェッショナルコミュニティ構築に向けて
【討論概要】情情報系人材は情報基盤の構築・運営を通じて社会や組織の命を握っていると言っても過言ではない。そのため、情報系のプロフェッショナルコミュニティの構築が強く期待されている。情報分野では、情報処理学会の他に、経済産業省・IPA、総務省、日本経団連、JISA、JUAS、日本技術士会等が情報系の高度な人材を育成するために様々な取り組みを行っているが、互いの連携は必ずしも強くない。しかし、上述した規模のプロフェッショナルコミュニティを構築するためには、関連組織が互いに連携した協力体制を構築することが不可欠である。そのような協力体制を構築するためには、国際的に通用する高度IT資格制度およびそれを運営するための様々な取り組み(各種試験制度、資格認定、CPD、プロフェッショナル貢献など)を含むエコシステムを関連組織と協力して構築・運営することが必要である。
本パネル討論では、以上の問題意識に基づいて、関係者が自らの取り組みや、取り組みを通じて得られた知見を持ち寄り、相互に連携・寄与できるような体制を構築するための方策について議論する。
司会:旭 寛治 (株式会社日立製作所 情報・通信システム社 経営戦略室)
【略歴】1971年(株)日立製作所入社。同社基本ソフトウェア本部長、ストレージソリューション本部長、(株)日立テクニカルコミュニケーションズ代表取締役等 を歴任。1999年本会理事、2005年副会長。ITプロフェッショナル委員長、高度IT人材資格検討WG座長、歴史特別委員会委員、コンピュータ博物館 実行小委員会主査。本会フェロー。
パネリスト:芝田 晃 (三菱電機株式会社 インフォメーションシステム事業推進本部 技術企画部 主管技師長)
【略歴】1978年3月東大情報工学修士課程修了。 同年4月三菱電機(株)入社。汎用計算機のOS開発に従事。2001年より情報処理学会コンピュータ博物館実行小委員会委員。平成16年度学会活動貢献賞 受賞。2001年よりCMMIを用いたプロセス改善に従事。2005年CMMIリード・ アプレイザ, CMMI入門インストラクタ資格取得。2008年度より情報処理学会高度IT人材資格検討WGメンバ、2009年度より同学会高度IT人材資格制度設計 WG座長。
パネリスト:掛下 哲郎 (佐賀大学 工学系研究科 准教授)
【略歴】九州大学情報工学科卒業。同博士後期課程修了。工学博士。現在、佐賀大学知能情報システム学科准教授。2001年度より学科の教育システムの構築を推進 し、2003年度にJABEE認定を受けた。2008年度より高度IT資格制度およびIT専門職大学院等を対象とする認証評価機関の構築に取り組んでい る。データベースおよびソフトウェア工学を専門とする。情報処理学会、電子情報通信学会等会員。
パネリスト:安田 晃 (ITプロ技術者機構 会長)  [資料]
【略歴】約30年間に渡り、松下電工 ㈱にてセキュリティ・ビル管理・防災システム及びIT機器等の企画・研究・設計・開発等に従事。 (社)日本技術士会情報工学部会長、同理事、総務省CIO補佐官(兼)最高情報セキュリティアドバイザー、東北大学電気通信研究所客員教授等を歴任し、現在、ICT創研技術士事務所代表、特定非営利活動法人ITプロ技術者機構会長、環境省最高情報セキュリティアドバイザー、㈱イマーディオ・シニアフェロー。
パネリスト:阿草 清滋 (名古屋大学 情報科学研究科 教授)  [資料]
【略歴】1970年京都大学工学部電気工学第二学科卒業。1972年同大学院工学研究科電気工学第二専攻修士課程修了。同博士課程へ進学。1974年より同情報工学助手。同講師、助教授を経て1989年より名古屋大学教授。工学博士。専門分野はソフトウェア工学、ソフトウェア開発方法論、知的開発環境、ソフトウェアデータベース、仕様化技法、再利用技法、マンマシンインターフェース。電子情報通信学会、日本ソフトウェア科学会、情報処理学会、IEEE、ACM各会員。
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