会誌「情報処理」Vol.65 No.5(May 2024)「デジタルプラクティスコーナー」

本誌Vol.63 No.11に掲載された論文著者の佐藤⼤介氏,村⽥将之氏,⽊村駿介氏が第71回電気科学技術奨励賞を受賞されました

会誌編集委員会デジタルプラクティス専門委員会主査 
斎藤彰宏 

去る2023年11月30日,東京・学士会館にて第71回電気科学技術奨励賞(旧オーム技術賞)の受賞式が開かれ,佐藤⼤介⽒(Carnegie Mellon University),村⽥将之氏(⽇本アイ・ビー・エム(株)),⽊村駿介氏(清⽔建設(株))の三氏が「視覚障害者のための自律型ナビゲーションロボット「AIスーツケース」の開発」のテーマで表彰されました.電気科学技術奨励賞は,日本の技術立国を担う特に電気科学技術の研究者・技術者への啓発を期待しその功労者に贈られるもので,1952年に創設された大変権威のある賞です.

三氏は,デジタルプラクティスVol.63 No.11(2022年11月)に掲載された「自律型視覚障がい者ナビゲーションロボットの普及を目指して」の執筆者であり,この論文はこのたび電気科学技術奨励賞を受賞されたテーマをさらに深く知るのに絶好の資料となっております.AI技術とロボット技術を組み合わせた視覚障がい者ナビゲーションシステムの開発と実証からの知見についての論文で,画像認識,AI,測位,モビリティ等を担当する異業種コンソーシアムによる取り組みが紹介されています.また会誌「情報処理」Vol.65 No.3(2024年3月)「IT紀行~研究会行脚編~:第5宿 インクルーシブな未来社会はスーツケースに乗ってやってくる!? アクセシビリティ研究会にお邪魔してみた」でも自律型ナビゲーションロボット「AIスーツケース」について紹介されています.

佐藤⼤介氏,村⽥将之氏,⽊村駿介氏の三氏にお慶び申し上げるとともに,今後ますますのご活躍を期待したいと思います.

左から
左から村田将之氏,佐藤大介氏,木村駿介氏

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