情報処理学会ではITプロフェッショナル(実務家)のためのシンポジウムとして、2004年度から毎年度「ソフトウエアジャパン」を開催し、多数の企業・大学等からのご支援を頂いております。
IT関連業界において現場で活躍されている産業界の方々を中心に、学界・官公庁関係の方々、次世代を担う若手の技術者・研究者の方々等、多くの方々がともに問題意識を共有し議論、交流を深められる場として、またIT産業の今後を皆様と考える機会といたしまして、今年度も「ソフトウエアジャパン2013」を開催いたします。
プロジェクト健全化への提案 | |
【セッション概要】 情報システム開発のプロジェクト運営、技術力向上に資するため、JISA(一般社団法人情報サービス産業協会)が独自に開発した「プロジェクト健全性評価指標」と、国内規格化に取り組んでいるISO/IEC 29110 「小規模組織のソフトウェアライフサイクル」を紹介する。 |
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プログラム[会場:2F会議室 201-203一体] | |
9:30-10:30 講演-1 後藤卓史(構造計画研究所 品質保証センター PM支援室) 10:45-11:45 講演-2 伏見 諭(東海大学 教育情報センター 講師) 11:50-12:00 紹介 鈴木律郎(一般社団法人情報サービス産業協会 企画調査部 次長) |
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司会:鈴木 律郎 (一般社団法人情報サービス産業協会 企画調査部 次長) | |
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【略歴】JISA技術委員会の運営事務局を担当。要求工学、オープンソース、標準化等の調査研究を支援し、当産業への普及定着活動を推進。 |
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9:30-10:30 講演[1] 後藤 卓史(株式会社構造計画研究所 品質保証センター PM支援室) |
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プロジェクトを健全化に導く「健全性評価指標」 | |
【講演概要】JISAでは、2012年7月「プロジェクト健全性評価指標」を公表した。本指標は、プロジェクトに関わるステークホルダ間の、人間的な側面に着目して開発されたものである。この背景には、昨今の開発プロジェクトが、受注者、発注者や利用者の全ステークホルダが協調関係になければ、プロジェクトを成功へ導くことが難しくなってきていることに因る。この指標は、お互いの状況や立場を理解、尊重し、協働してゴールに向かって進み、ステークホルダ全員が満足することを目的に活用する。このセッションでは指標策定の背景と目的、活用方法、今後の展開について紹介する。 |
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【略歴】1986年株式会社構造計画研究所入社後GUI関連のソフトウェア開発を経て、品質保証部門にてプロセス改善業務に従事。1993年より、IFPUG日本会員連絡協議会(後JFPUGに改名)のボードメンバとして、社内外へのFP法普及に努める。2009年度よりJISA技術委員会標準化部会に委員として参画し、プロジェクト健全性評価指標開発に携わる。 |
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10:45-11:45 講演[2] 伏見 諭 (東海大学 教育情報センター 講師) |
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小規模組織の信頼性向上に資するVSEソフトウェアプロセス規格とその適用 | |
【講演概要】情報サービス産業は、比較的小規模な企業が多いとも言われる。また大規模、中堅企業でも、従事するプロジェクトの短期化、小規模化が進んでいると言われる。そのような開発業務環境に対応するため、JISAでは 国際標準化団体JTC1/SC7/WG24(ISO/IEC 29110規格等策定) の国内委員会へのリエゾン活動等を通じて、小規模組織のためのソフトウェアプロセスの調査研究も進めている。今回、小規模組織向けの開発標準とも言うべきISO/IEC 29110規格のJIS規格(日本工業規格)原案作成を行った。この規格は、規模や特性に応じた「プロファイル」を定義し、小規模組織にとって負担の少ないプロセスを提案している点に特徴がある。このセッションでは、JISAがJIS化に取り組んだ背景、規格の概要や適用事例を紹介するとともに、今後の取り組みや課題にも触れる。 |
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【略歴】現場のソフトウェア開発に15年ほど、プロジェクトマネジメントに10年ほど従事。情報規格調査会SC7/WG24主査。JISA技術委員会標準化部会部会長。VSE-JIS化WGリーダ。 |
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11:50-12:00 紹介 鈴木 律郎 (一般社団法人情報サービス産業協会 企画調査部 次長) |
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JISA技術委員会の紹介 |
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【講演概要】情報サービス産業協会(JISA)の技術委員会の活動内容を紹介する。 |
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【略歴】JISA技術委員会の運営事務局を担当。要求工学、オープンソース、標準化等の調査研究を支援し、当産業への普及定着活動を推進。 |
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