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情報処理学会ではITプロフェッショナル(実務家)のためのシンポジウムとして、2004年度から毎年度「ソフトウエアジャパン」を開催し、多数の企業・大学等からのご支援を頂いております。
IT関連業界において現場で活躍されている産業界の方々を中心に、学界・官公庁関係の方々、次世代を担う若手の技術者・研究者の方々等、多くの方々がともに問題意識を共有し議論、交流を深められる場として、またIT産業の今後を皆様と考える機会といたしまして、今年度も「ソフトウエアジャパン2012」を開催いたします。

ソフトウエアジャパンアワード

ソフトウエアジャパンでは、日本発の世界に誇るジャパンソフトウェアの研究者、開発者、技術者を表彰しております。

過去の受賞者

ITフォーラムセッション 「ITダイバーシティフォーラム」

ITが実現する災害への備えとワークライフバランス ~ITを知る経営者が決断する、ITの活かし方~
【セッション概要】
東日本大震災では、ITが重要な社会インフラであることが改めて認識されました。交通機関の遮断や節電への対応として、ITを活用した在宅勤務を実践した企業が注目を集めました。経営者が、組織の事業継続計画BCPの策定などで、緊急時の代替手段を提供するITに関して大きな決断を迫られている中、在宅勤務は緊急時のみではなく、平時から役に立つ魅力的な対策となっています。
本セッションでは、ITをよく知る経営者の方に、ご自身や従業員のワークライフバランスに対する考えや災害への備え、そのためのITのあり方、現実に何を決断したか等を講演して頂き、経営者の視点でのワークライフバランスとITの活用について考えてみます。

プログラム[会場:2F 平安]
13:30-14:00 講演-1 田澤由利 (テレワークマネジメント 代表取締役社長)
14:00-14:30 講演-2 青野慶久 (サイボウズ 代表取締役社長)
14:30-15:00 講演-3 豊田麻子 (広島市市役所 元副市長兼CIO) 
15:00-15:30 講演-4 野木秀子 (CIJ 顧問(前副社長)) 
司会:村山 優子 (岩手県立大学 ソフトウェア情報学部 コミュニケーション学講座 教授)
【略歴】津田塾大学学芸学部数学科卒。三菱銀行、横河ヒューレット・パッカード社勤務を経て、昭和59年ロンドン大学院理学部計算機科学科修士課程修了、平成4年博士課程修了。 Ph.D。 慶應義塾大学非常勤講師、広島市立大学講師を経て、平成10年より岩手県立大学ソフトウェア情報学部助教授、平成14年より教授。現在に至る。インターネット、トラストと安心の研究に従事。情報処理学会監事、フェロー。IEEE、ACM、電子情報通信学会、映像情報メディア学会、日本OR学会、情報知識学会各会員。
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13:30-14:00 講演[1] 
田澤 由利 (株式会社テレワークマネジメント 代表取締役社長) 

企業も社員も強くなるテレワークの理論と実践 ~災害時の事業継続は結果としてついてくる!~

【講演概要】東日本大震災後、「事業の継続」「社員の安全」「節電対策」などの視点からテレワーク(在宅勤務)が注目されています。しかし、実際には、在宅勤務制度を導入していた企業すべてが、その恩恵を得たわけではありません。在宅勤務制度は制度としてあるものの、一部の人しか使えず機能しなかった。システムは導入しているものの、できる仕事が限られていた。節電はできたけど、業務の効率は低下した。そんな中、どんなテレワークをしていた企業が、そのメリットを享受できたのか。その理由をひも解き、テレワークを正しく導入するための理論を明確にします。また、出産・子育てと夫の転勤でテレワークをはじめて20年、在宅型テレワーカーがチームで働ける会社を作って13年、在宅勤務者をメインとする会社を立ち上げて2年。自らテレワークを実践している私が、「セキュリティは大丈夫?」「業務のコミュニケーションは?」「時間管理はどうするの?」といった、導入時の疑問にも、実例をもとにお応えします。

【略歴】奈良県生まれ、北海道在住。上智大卒。シャープ株式会社でパソコンの商品企画を担当するが、結婚・出産により退職。フリーライターを経て、1998年にワイズスタッフを設立。「ネットオフィス」コンセプトを実践し、全国150名のテレワーカーをマネジメントする。2008年(株)テレワークマネジメントを設立し、経験とノウハウを活用して、企業の在宅勤務導入支援やテレワークの普及活動に携わる。
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14:00-14:30 講演[2] 
青野 慶久 (サイボウズ株式会社 代表取締役社長)

IT活用で実現するワークライフバランス

【講演概要】今後ますますダイバーシティが進行していく中、企業として様々な働き方が可能な環境を築いておくことは必須条件です。サイボウズでは、「より多くの人が、より成長して、より長く働ける環境の提供」を目指して、ワークライフバランスに取り組んでおります。その一環として、昨年8月より在宅勤務制度を導入し、今年の4月より本格導入いたしました。試験導入の経験から、3月の震災時、決算発表のさなかであったにもかかわらず滞りなく業務を推進することができました。今回の講演では、私自身が育児休暇を取得して感じたことや、ワークライフバランスの取り組みとその結果などの事例を中心にご紹介いたします。

【略歴】1971年、愛媛県生まれ。大阪大学工学部卒業後、松下電工㈱を経て、 1997年、愛媛県松山市でサイボウズ㈱を設立、取締役副社長に就任。 マーケティング担当として新市場を切り拓く。 その後、プロダクト・マネージャーとして新商品の開発責任者を務める。 事業企画室担当、海外事業担当を歴任し、2005年4月に代表取締役社長に就任。 著書に、『ちょいデキ!』(文春新書)がある。 2010年8月、育児休暇取得。
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14:30-15:00 講演[3] 
豊田 麻子 (広島市市役所 元副市長兼CIO)

地方自治体におけるCIOの役割

【講演概要】地方自治体では、戸籍、住民票、税、福祉などいわゆる基幹系といわれる大規模なシステムから施設予約など小規模なシステムまで200近いシステムが稼働しており、業務の基盤となっている。こうしたシステムの予算、調達等を全庁統一的に管理することにより、業務の効率化とコストの削減効果が期待される。広島市で実際に進めてきた取組について紹介する。また、市民の生活に直接関わる地方自治体だからこそ、市民生活におけるICTの活用についても、多くのアイデアがある。福祉、教育、環境をはじめ、現在、市民の関心が高まっている災害対策の分野において、広島市では、関係部署が横断的な連携を取りながら、ICT施策を推進してきた。それらの先進的な取組について、紹介する。

【略歴】東北大学大学院工学研究科修了。平成2年郵政省入省。郵政省、総務省にて情報通信技術政策、放送政策、地域情報化振興、国際関係の分野に従事。ハーバード大学国際問題研究所、在フランス日本国大使館、(独)情報通信研究機構の勤務を経て、平成20年7月より平成23年2月まで広島市副市長及びCIO。
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15:00-15:30 講演[4] 
野木 秀子 (株式会社CIJ 顧問(前副社長))

3.11が気付かせてくれた真の働き方とは・・ITが実現する働き方のパラダイム

【講演概要】戦後、日本は世界が驚く復興をとげた。基本は少品種大量生産であり、長時間労働は生産性向上に寄与した。なるべく単色の24時間働く企業戦士によって、世界の経済大国になったと言っても過言ではない。男は会社、女は家庭という固定的な役割分担が貢献したことは間違いない。しかしグローバル化と少子高齢化が進んだ現在は’多様性’こそが企業を生かすキーワードである。多様性の主要な部分は日本の場合、’女性’である。世界的に類を見ない日本の女性労働力の低さや管理職クラスの少なさは世界から異様視されている。女性を生かすには時間で勝負する男性の働き方を見直す時期にきている。そんな時、3.11がおきた。多くはこのとき、家庭の大切さを再認識し、同時にITのすばらしさを認識した。通常の企業活動が不能になったとき、ITは在宅を始めとしたテレワークを可能とした。やっと、時間でなく、アウトプット。家族が一緒にいる幸福を実感した。少子高齢化を乗り切るためにも今こそ働き方のパラダイムシフト、ワークラフバランスの実現がのぞまれる。

【略歴】1971年日立製作所システム開発研究所入社。データアクセスの効率化従事。1975年、現CIJに入社。1992年欧州ソフトウエア品質国際会議にて、ベストスピーカ賞受賞。営業活動を行い、多くの顧客を得、CIJを東証一部上場企業に導く実績を作った。日科技連SPCで女性初の委員。1992年より、CIJ取締役、2006-2009年副社長。現在 CIJ顧問、神奈川県情報サービス産業協会副会長、早稲田大学客員教授、横浜市教育委員会委員など。
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