トッププロ棋士との特別対局 「清水市代女流王将vs.あから2010」について

トッププロ棋士との特別対局 「清水市代女流王将vs.あから2010」について

2010年8月30日
一般社団法人情報処理学会
会長 白鳥 則郎

2010年8月23日にお知らせした内容が一部変更となりましたので、訂正いたします。

「当日は指導対局を実施するとしていましたが、実施しないこととなりました。」


<本件に関する照会先>
一般社団法人情報処理学会
Tel.03-3518-8374 
https://www.ipsj.or.jp/01kyotsu/contact/somu.html



2010年8月30日
一般社団法人情報処理学会
会長 白鳥 則郎

トッププロ棋士との特別対局
清水市代女流王将vs.あから2010」について

 コンピュータ将棋「あから2010」と清水市代女流王将の対局詳細が決定いたしました。
 対局当日は東京大学内で日本将棋連盟による大盤解説会や指導対局なども開催されます。
同時に、より多くの将棋ファンの皆様に対局を観戦していただけるように
「日本将棋連盟ホームページ」(http://www.shogi.or.jp/
「日本将棋連盟モバイル」(http://i.jsamobile.jp/
でネット中継をいたします。

なお、阿伽羅(あから)は10の224乗という数を表し、将棋の局面の数がこの数に近いことに因んで命名いたしました。

「清水市代女流王将vs.あから2010」

  • 日 時 平成22年10月11日(月・祝)開場12時 開始13時

  • 対局者 清水市代女流王将vs.あから2010
        平手一番勝負 振り駒
        持時間 各3時間(チェスクロック使用)切れたら1分

  • 場 所 東京大学本郷キャンパス 工学部2号館(東京都文京区本郷7-3-1)
        対 局 室 3F「電気系会議室2」(撮影時以外、入室不可)
        大盤解説 1F「213大講義室」
        ◎対局は公開対局ではございません
        対局中は大盤解説会場で局面をご覧いただけます。
  • 大盤解説 藤井 猛九段ほか、女流棋士多数

  • 入場料 1,000円(駒桜会員は無料)

  • 定 員 500名(当日受付・全て自由席 )

  • 主催:一般社団法人情報処理学会

  • 共催:社団法人日本将棋連盟
       女流棋士会ファンクラブ「駒桜」
       国立大学法人東京大学大学院情報理工学系研究科

<対局者プロフィール>

●清水市代(しみずいちよ) 女流王将

  • 生年月日 昭和44年1月9日(41歳) 東京都東村山市出身
  • 昭和58年 高柳敏夫名誉九段門下で女流育成会入会
  • 昭和60年4月 女流プロ2級 女流棋士となる
  • 昭和63年2月 第14期「女流名人位戦」で初タイトル獲得
  • 平成7年1月  女流初の三冠(女流名人・女流王将・倉敷藤花)
  • 平成8年7月  女流初の四冠(女流名人・女流王将・女流王位・倉敷藤花)
  • 平成12年10月 女流六段(女流棋界初)
  • 平成19年6月 第29期「女流王将戦」で千葉に挑戦し、3-1で奪取
  • タイトル戦登場は60回、獲得は女流名人位10、女流王将9、女流王位14、倉敷藤花10(連続7期)の合計43期(歴代1位)

●あから2010

  • 情報処理学会の「トッププロ棋士に勝つ将棋プロジェクト」特製システム
  • 阿伽羅(あから)は10の224乗という数を表し、将棋の局面の数がこの数に近いことに因んで命名された
  • ハードウエア部
    -東京大学クラスターマシン:
     -Intel Xeon 2.80GHz, 4 cores  109台
     -Intel Xeon 2.40GHz, 4 cores  60台
                 合計 169台 676 cores
    -バックアップマシン:4プログラムそれぞれについて1台ずつ
     -CPU: Xeon W3680 3.33GHz 6cores
     -Memory: 24GB (DDR3 UMB ECC 4GBx6)
  • ※ 使用ハードウェアは当日変更される可能性もあります。(2010年10月6日追記)
  • ソフトウエア部
    -構成:国内トップ4プログラムによる多数決合議法(4つのプレイヤープログラムに局面を渡し、指し手を受け取り、もっとも多い手を指し手として返す)
     -合議マネージャ: 開発:電気通信大学伊藤研究室&保木邦仁
     -プレイヤー1:「激指」開発:激指開発チーム(鶴岡慶雅、横山大作)
     -プレイヤー2:「GPS将棋」開発:チームGPS(田中哲朗、金子知適ほか)
     -プレイヤー3:「Bonanza」開発:保木邦仁
     -プレイヤー4:「YSS」開発:山下宏

当日取材をご希望の報道各社様は、日本将棋連盟広報課までご連絡をお願いいたします。
日本将棋連盟広報課 TEL&FAX 03-3408-6260

<本件に関する照会先>
一般社団法人情報処理学会
Tel.03-3518-8374  https://www.ipsj.or.jp/01kyotsu/contact/somu.html

以上