イベント企画
慶大理工情報系研究室ラボツアー
9/14 15:30-17:30, 9/15 13:10-15:40
第5イベント会場
【セッション概要】 本企画では,慶大理工に在籍する情報系研究室の見学をツアー形式で実施する.ツアー参加希望者は,まずは指定の部屋に集まり,興味のコースを選択,2~5名希望者が集まったらツアーの案内係の誘導にしたがって2~3研究室を見学する.各研究室の見学時間は10~15分を想定しており,20~40分程度で1コースを体験できることを目指す.公開研究室は,コンピュータアーキテクチャ,リアルタイムシステム,光ネットワーク,バーチャルリアリティ,ヒューマンオーグメンテーション,コンピュータグラフィックス,ヒューマンインタフェースなどの分野を専門としている.
慶大理工情報工学科のウェブページ:https://www.ics.keio.ac.jp/
ラボツアー FPGAクラスタ,不揮発F.F.に基づくCGRA:天野 英晴(慶應義塾大学 理工学部 情報工学科 慶應義塾大学 教授)
【概要】 CRESTプロジェクトCREST Society5.0を支える革新的コンピューティング技術 「MEC用マルチノード統合システムの開発」により開発したFPGAクラスタのデモンストレーションを行う.またSONYとの共同研究により開発した不揮発F.F.に基づくCGRAのデモンストレーションを行う.
【略歴】 1986年慶應義塾大学工学研究科博士課程修了,工学博士
現在,慶應義塾大学理工学部情報工学科 教授
ラボツアー バーチャル環境における身体自在化:杉本 麻樹(慶應義塾大学 理工学部 情報工学科 教授)
【概要】 JST ERATO 自在化身体プロジェクトでは,バーチャル環境のアバターを活用した身体自在化を研究しています.このラボツアーでは,こうした身体自在化の研究のプロジェクトでの取り組みを紹介すると共に,こうしたバーチャル環境での研究の基盤となる身体運動計測のデモをご覧頂きます.
【略歴】 2006 年電気通信大学大学院電気通信学研究科博士後期課程機械制御工学専攻修了.博士(工学).NTTコミュニケーション科学基礎研究所客員研究員,日本学術振興会特別研究員(DC1/PD),電気通信大学電気通信学部知能機械工学科特任助教,慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科特別研究講師などを経て,現在,慶應義塾大学理工学部情報工学科教授.複合現実環境における身体自在化と光センシンに関する研究に従事.
ラボツアー スマートネットワーク研究の最前線 ー ウオールディスプレーのデモと自動運転車の説明:山中 直明(慶應義塾大学 理工学部 情報工学科 教授)
【概要】 2030年を目指したBeyond5Gでは,すべての物がネットワークにつながり,ネットワーク内の 仮想空間で相互に協調したサイバーフィジカルとなる.当研究室では,光技術を用いた低遅延ネットワークで,時空間同期型デジタルツインとそのアプリケーションの研究を行っています.研究室では 横10mのSAGE(ウオールディスプレー)が動作しており、そこで、自動運転車、ブロックチェーンと電力制御等の最新研究を紹介します。
【略歴】 慶應義塾大学理工学部教授,工学博士.1981年慶應義塾大学工学部卒業,1983年日本電信電話公社(現NTT)入社,NTT未来ねっと研究所,NTTネットワークシステム研究所特別研究員.2000年日本人最年少で米国電気学会(IEEE)フェロー,2004年より現職.現在,前電子情報通信学会副会長,Photonic Internet Lab.代表,IEEEフェロー,IEICEフェロー,情報処理学会シニアメンバー
ラボツアー ヒューマンセントリックCG:藤代 一成(慶應義塾大学 理工学部 情報工学科 教授)
【概要】 当研究室が推進する関連プロジェクトから最新成果を3題選んで,ライブデモを行う予定です.
① 大域照明効果を考慮した遠隔集合写真合成器(画像工学&CG [選奨セッション]CI-001)
② アナモルフォシスに基づく簡易裸眼立体視
③ 仮想シーン知覚像のスケール再現
【略歴】 1988年理学博士(東京大学).東京大学理学部,筑波大学電子・情報工学系,お茶の水女子大学理学部,東北大学流体科学研究所を経て,2009年より慶應義塾大学理工学部情報工学科教授.ビジュアルコンピューティング,特にCGと可視化に関する研究に従事.画像電子学会会長,可視化情報学会会長,芸術科学会副会長等を歴任.日本工学会フェロー,情報処理学会フェロー,画像電子学会名誉会員,IEEE Visualization Academy会員.現在日本学術会議連携会員.
ラボツアー 分散リアルタイム処理用Responsive Multithreaded Processor:山﨑 信行(慶應義塾大学 理工学部 情報工学科 教授)
【概要】 ロボット、宇宙機等の分散制御に必要な全ての機能(CPU, Network, Memory, IO等)を集積したSoC (System-on-Chip: システムLSI)であるResponsive Multithreaded Processor (RMTP)、超小型基板であるRMTP SiP (Sysmtem-in-Package)、リアルタイム通信Responsive Link等の最先端の組込み技術に関する研究を紹介します。
【略歴】 1996年慶應義塾大学大学院理工学研究科計算機科学専攻後期博士課程修了.博士(工学).1996年電子技術総合研究所(現 産業技術総合研究所)研究員.1998年慶應義塾大学助手.同大学専任講師,助教授,准教授を経て2013年より慶應義塾大学理工学部情報工学科教授.組込みリアルタイムシステム,プロセッサ,リアルタイム通信,SoC,SiP,RT-OS,ロボット等の研究に従事.IEEE,情報処理学会,電子情報通信学会,日本ロボット学会各会員.
ラボツアー ライフスタイルを魅力的にするユーザインタフェース:杉浦 裕太(慶應義塾大学 理工学部 情報工学科 准教授)
【概要】 ユビキタスコンピューティングが提唱され,特に近年の計算機の小型化や通信ネットワークシステムの整備によって,環境や日用品にコンピュータが埋め込まれて人々の活動を支援する時代が到来しています.ユビキタスコンピューティングの浸透の恩恵は個人に合ったライフスタイルをダイナミックに提供できることです.本研究室ではパーソナライズドライフスタイルの実現に向けて,ヒューマン・コンピュータ・インタラクション,ウェアラブル技術、ロボティクス,バーチャルリアリティ,デジタルヒューマンなどの研究開発や社会実装に取り組んでいます.その中の研究成果を紹介します.
【略歴】 2013年3月,慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科博士後期課程修了. 博士(メディアデザイン学). 2014年4月より,同大学特任助教. 2015年4月より,産業技術総合研究所人間情報研究部門デジタルヒューマン研究グループ特別研究員. 2016年4月より,慶應義塾大学理工学部情報工学科助教. 2017年10月より,さきがけ研究員を兼任. 2018年4月より,同専任講師. 2020年4月より,同准教授. 実世界センシングやユビキタスコンピューティングに関する研究に従事. 特に最近は医工連携を展開. SIGGRAPH ASIA 2019 Emerging Technologies ChairやACM UIST,TEIなどのプログラム委員を経験する.情報処理学会山下記念研究賞,UIST Best Talk Award,グッドデザイン賞などを受賞.