抄録
O-016
安寧空間創製システム概念による介護-看護の自動化研究 天下安寧空間創製システム化構想
沢 恒雄(遊工学研)
環境・社会・経済のトリレンマ状態を修復する手立ても講じられていない。人類の危機に対応すべく安寧空間創製システムの概念を提唱してきた。高齢者の消費する資源は甚大なものがある。要介護や認知症の患者に対する介護や看護は、患者の急増で財政的や労働力枯渇などの面で対応しきれなくなると予測できる。現在、開発済みのロボットも含めてこれらの業務を自動化するシステム化の概要について述べる。安寧空間創製システムは、マクロ的に、個人番号管理の仕組みと連動させて患者の病歴や状況を蓄積して学習した結果をシステムに反映させて健康平均寿命と平均寿命の差をゼロにする施策である。また、寝たきり人の介護は、完全自動化を目指してIOT/AI/ROBOTなどの要素を組み合わせシステム化をはかり、モデルベース化する。モデルベースのモデル精緻化にはAIだけに頼らず専門家の省察的実践と量的質的なk学手法を統合化して、介護費用のの軽減化と患者の痛を除去する。さらに予防保全とリハビリによる病気の症状の軽減化が最大の目的である。厚労省にも期待したい。