抄録
O-014
画像処理によるロボットアーム制御システムの開発
猿渡太陽・早坂太一(豊田高専)・伊藤和晃(岐阜大)・麻生優弥・濱嶋竜也・城山吉隆(新明工業)
近年,経費削減などを目的として開発が進んでいる産業用ロボットは,関節とリンクの多さ,複雑な動作から,ロボットの動きをプログラミングするのは困難かつ,経済的負荷も大きい.そこで本研究では「オフラインティーチング」を応用させ,カメラからの情報をPC上で画像処理し,ロボットに最低限の情報を渡して動作させることを目的とし,ブロックを用いた開発を行った.画像処理にはライブラリとして,OpenCvSharpを使用した.開発を進めていく段階で,カメラとロボットの座標基準の相違より,誤差が生まれる問題が生じたため,撮影回数を複数回に増やすことで,誤差を軽減させた.その際,ロボットの現在座標値,高さを変数とした関数を作成することによって,カメラの視野の変化にも対応した.