抄録
O-008
大規模食事記録データの栄養価クラスタリングに基づく食習慣ベクトルBag-of-Foodsとその検証
合田悠治・天野宗佑・山肩洋子・相澤清晴(東大)
食事は人の健康を左右する重要な要素であると同時に嗜好品の側面も持っている.人の生活において食事が複雑な役割を持っているため,ある人の食習慣はその人の健康及び性格的な特徴を如実に表現すると思われる.今日,食事記録を支援するツールが現れ巨大な食事記録データへのアクセスが可能になったことで食習慣のデータドリブンな解析が可能となっている.これを受け本研究では,摂取栄養価に基づいた食習慣の分析及びベクトル化を行った.まず,栄養価に基づいた食習慣のクラスタリングが直観に沿った結果を示すことを確認した.これを受け,食習慣のベクトル化手法としてBag-of-Foodsを提案し,これが食習慣の表現として妥当であるか検討した.