抄録
O-005
明示制約と暗黙傾向に沿った計画の自動立案方式の提案
高橋由泰・鄭  建・小林雄一(日立)
日本の製造業では、生産労働人口の減少、豊富なノウハウを有する熟練技術者の引退等により、次代を担う技術者の不足が懸念されている。この状況に対し本研究では、ITを適用して技術の若手への伝承容易化や全自動化をすすめ、熟練技術者の不足という問題を解決することを目的としている。本報告では、まず熟練技術を運動的な技術と知識管理的な技術に分類し、運動的な技術に関しては既に解決方式が存在することを示す。そして知識管理的な技術に関する熟練技術者の不足という問題を解決する手段として、機械学習と数理最適化技術を併用し、明示的な制約と暗黙的な傾向に従う計画を自動立案するソフトウェアの開発について報告する。