抄録
N-011
放物線を体感できるVRアプリの試作とその教材としての評価
藤井美珠妃・大西建輔・藤城武彦・北林照幸(東海大)・堀内 翔・高橋修司(デジタルコム)
ヴァーチャルリアリティ(以下ではVR)は, VRに対応した家庭用ゲーム機やスマートフォン向けのVRアプリなど出現により, 近年普及し始めている.
我々は中等教育の現場に, VRを用いた教材を導入することを目指している.
そのために, VRアプリを作成し, その効果を検証している.
本研究では, Android端末向けVRアプリ「Fly Ball」を作成した.
Fly Ballは角度と初速度を入力することで放物運動のシミュレーションをおこなう.
その際, ユーザーの視点が投げ出されるボールとなり, 飛んだ軌跡(放物線), 距離や高さなどを観察することができる.
様々な被験者に本アプリを体験してもらい, アンケートにより評価をおこなった.