抄録
N-006
ARによる心肺蘇生法学習支援システムにおけるアジリティモード機能の開発
深川恵輔・西川 奏(釧路公大)・荒川真澄(釧路孝仁会看護専門学校)・岡本栄子(釧路市東部子育て支援センター)・皆月昭則(釧路公大)
本システムは、客観的な評価が困難な心肺蘇生法(以下、CPR)の可視化アプリケーションであり,1分間の結果を評価し,学習に用いることが可能である.アプリケーションは,AR技術によって,現実空間にCPRにおける身体の挙動を可視化させるように実装した.また,学習という側面を考慮するため,システムの各種センサー情報をアプリケーションが集約して,評価を導出するようにした.さらに,胸骨強度について年齢や性別による個別性を考慮して,圧力を一義的に決定処理するのではなく,年齢層や性別によって選択可能なアジリティモードを開発した.開発システムは,医療者,保育士の経験者有資格者の知見を用いて検証した。