抄録
M-020
車車・歩車間無線LAN通信と携帯端末センサーによるマルコフ連鎖モデルを用いた交通事故防止システム
竹内将真・内田法彦(福岡工大)・柴田義孝(岩手県大)
近年、交通事故において、自動車同士または歩行者・自転車間の事故の大きさや発生数の多さが大きな社会問題となっている。特に、いわゆる歩きスマホや、自転車でスマートフォンを操作しながら運転することで、引き起こされる問題は注目されるようにきた。
そこで本研究では携帯端末の無線LANにおける電界強度測定の他、加速度センサー等を用いて、車車間以外にも、歩車間でも利用することを想定し、これらの測定値にマルコフ連鎖モデルを応用し、自転車や歩行者に危険を知らせ、注意を促す事故防止システムを提案し、その有効性について、検証を行った。