抄録
M-019
車両走行状態を利用したモバイルネットワークのデータ伝送効率化手法
岸田慎之介・杉坂竜亮・英 翔子・佐藤健哉(同志社大)
高度交通システムの発展により,車両同士で通信を行う車車間通信,道路に取り付けられている路側機を通信する路車間通信が登場している.また,LTEを利用して,車両情報をクラウドへ送信し,他の車両と情報を共有する研究や道路情報を特性に合わせて4つの階層に分けて集約し管理するダイナミックマップの研究が行われている.車両や道路の交通情報をリアルタイムで配信及び管理することで事故防止や渋滞緩和の対応が容易である.しかし,車両の交通量が多くなると通信されるデータ量が増加し,通信遅延が生じる.本研究では,車両の車両の走行状態によって送信するデータ量を変化させることで,データ量を削減する手法の有効性を考察した.