抄録
M-016
屋内避難時における携帯端末への通知による誘導効果
濱田大祐・武田祐樹・竹本一哉・中道 上(福山大)・渡辺恵太(DNPデジタルソリューションズ)・小滝泰弘(信興テクノミスト)
大型施設内で被災した際,その施設の一部に崩落等の危険のある場所が発生する場合がある.現時点では施設の管理者等が現場へ向かい封鎖や誘導を行うが,到着するまでの時間が存在するため,二次災害を防止することが困難な場合がある.
本研究では,Bluetooth Beaconを用いて立ち入り禁止空間への接近を携帯端末に通知することによる誘導効果について検証する.その際,実際の屋内環境に近い状況を作るために,3方向への分岐路を模擬環境として作成した.実験の結果,成功率が全体で87%であり,分岐路における避難経路への誘導効果が確認できた.