抄録
M-014
立位・座位におけるポインティングジェスチャーによる関節角度の差異
横山大知・浜 信彦(福山大)・中道 上(福山大/アンカーデザイン)・杉原慶哉(ドコモ・システムズ)・渡辺恵太(DNPデジタルソリューションズ)・山田俊哉(NTTテクノクロス)
指差しのジェスチャーに着目し,大画面に対する直観的なポインティングシステムが数多く提案されている.しかし,姿勢が変化した際に,同じジェスチャーによって直観的なポインティングを実現できるかは検証されていない.
本研究では,ポインティングジェスチャーとポインティング位置との関係から関節角度に着目し,大画面における立位・座位のポインティングジェスチャーの差異の要因について分析する.実験の結果,立位と座位における上下のジェスチャーの角度差は約7.3度であった.この結果から,立位・座位のジェスチャーに差異があらわれる要因として,上下のジェスチャー角度が影響している可能性があることが明らかとなった.