抄録
M-011
妊婦のための生活習慣記録管理支援アプリケーションの開発
西川 奏(釧路公大/アイエックス・ナレッジ)・山内寿代(社会医療法人孝仁会)・皆月昭則(釧路公大)
妊娠糖尿病の発症率が約12%という報告データにおいて,母胎に悪影響を及ぼし,流産・早産の他,胎児発育不全に発展する可能性があり,妊婦への注意喚起と指導支援が直接的・間接的にも必要であり,本研究では記録管理アプリを開発した.アプリは在宅時の血糖値・血圧のバイタル記録管理を中心に積極的かつ能動的な生活習慣の改善を期待し,機能化においては,妊娠期の栄養摂取状態や生活・妊娠週数における計測値の時系列変化を可視化できるようにした.機能化要件では,医療者による妊婦への糖尿病療養指導と妊婦自身のセルフメディケーションの促進や異常の気づきなど,国(厚労省)が強化している在宅妊娠糖尿病患者指導管理の指針を含めて検討した.