抄録
M-010
ハプティクス技術を用いた球技の疑似体験システムの検討
藤井光雪・蛭間大介・黄 啓新(神奈川工科大)
近年では、ハプティクス技術と呼ばれる新しい情報提示方法が注目され、家電や自動車等多くの分野で応用されている。スポーツゲーム分野においても、触覚素子を組み込んだデバイスを用いて、表示画面と連動してプレイヤーにゲームを楽しませるシステムの実現が期待されている。そこで本研究では、バスケットボールの疑似体験システムを提案する。本システムでは、バスケットボールの基本動作であるシュートとドリブルの触覚を提示するために振動素子とセンサを組み込んだ触覚提示デバイスを使用し、Unityを用いた視覚情報と連動させることでバスケットボールの疑似体験を実現させる。論文では、システムの試作と評価・結果を報告する。