抄録
L-019
危険な挙動を引き起こす可能性があるUSBの検知方法の提案
西山魁人・鈴木海斗・松田 健(長崎県大)・園田道夫(NICT)・田中雅浩(長崎県大)
IT技術の進展は,様々なデバイスの接続を可能とするIoT技術の導入を今後ますます加速させるものと考えられる.このような技術の進歩によって,新たなサービスの提供が期待される一方,IoTデバイスを狙った攻撃に対する対策も考慮する必要性が高まっている.具体的に必要な対策は,そのようなデバイスに対する不正な侵入を予防することである.コンピュータシステムやIotデバイスに対する侵入の方法は様々あり,USBを利用したものとして Bad USB と呼ばれるものが存在している.
本研究では,危険な挙動を引き起こす可能性があるUSBを対象として,USBの中身に危険な挙動を引き起こす要因となるものが存在するかどうか調査して検知する方法について考察する.