抄録
L-010
筆跡時系列の3次元回転位置合わせによる空中署名認証
近江亮祐・中井 満(富山県大)
近年、生体認証が注目されており、その一つに署名認証がある。Leap Motionによって3次元位置座標を追跡することで空中署名を取得できる。空中署名は他人から筆跡が見られないメリットがあるが、筆記者自身も筆跡が見えないため、毎回同じように筆記するのは難しい。したがって、平面への署名と比べて、高精度な位置合わせが必要である。そこで、本研究では筆跡を点群とした回転位置合わせについて検討した。回転合わせについて、筆点の時間順序を考慮した場合と考慮しない場合を比較したところ、時間順序を考慮した回転合わせを用いた方が認証精度が良くなる事が分かった。