抄録
L-006
スマートロックにおける二端末の加速度を用いた歩行状態による本人認証の検討
渡辺一樹・長友 誠(神奈川工科大)・油田健太郎・岡崎直宣(宮崎大)・朴 美娘(神奈川工科大)
近年、モノとインターネットがつながるIoT(Internet of Things)機器が増加している。そのなかで、スマートロックと呼ばれる電子的に鍵の開閉を行うIoT製品がある。スマートロックにおける従来のパスワード方式ではパスワードが推測されやすい。また、指紋認証方式では家の前で数秒間立ち止まらなくてはならないという問題点がある。そこで我々は、歩行状態の行動的特徴により本人認証を行う歩行認証に着目した。本研究ではスマートロックを想定した、二端末の加速度を用いる歩行認証システムモデルについて検討する。また、提案モデルの認証精度を確認することでその有用性を示す。