L-004
ブロードキャストの伝播を最小化する中・大規模無線LANネットワーク構成の検討

○入江智和（鹿児島高専）

高速な無線LAN企画を使用しているにもかかわらず、期待した通信速度が得られないことの原因の一つにブロードキャストの通信が挙げられる。ブロードキャストは有線LANでも行われているが、無線LANではその特性により有線LANの場合よりも大きな影響を及ぼす。本研究ではこのブロードキャストの影響がより顕著と思われる中・大規模無線LAN環境を対象に、ブロードキャストの伝播を最小化するネットワーク構成を提案している。提案構成はAPにブリッジ型ではなくルータ型を用いるとこに特徴がある。提案構成の通信実験については既に公表したが、今回はその際に挙げたいくつかの課題に取り組んだ結果を報告する。