抄録
K-033
モーションキャプチャを用いた視覚障碍者の触指動作分析
村井保之(日本薬科大)・巽 久行(筑波技術大)・徳増眞司(神奈川工科大)・宮川正弘(筑波技術大)
視覚障碍者に図や形状を理解させることは難しい.それは,視覚障碍者が図や形状をどのように触指(手で触って調べる)し認知しているのかの理解が不足しているからである.本研究は,視覚障碍者の図や形状の認知過程を解明するため,触指の際の指の位置を検出し,その軌跡を記録し触指を定量的に分析・評価することを試みている.本報告では触指動作のモーションキャプチャを行い指の座標データとして取得し分析する.触指の際に用いる触図に,四角や円などの基本図形を複数組み合わせたものを用いることで,触指の動作を単純化し,触指の一般的な特徴を検出したいと考えている.