抄録
K-024
1000円WiFiモジュールESP-WROOMを用いたIoT技術教材としての鉄道運行情報通知システムの開発
荻窪光慈(埼玉大)
1000円以下で購入可能なWiFiモジュールであるESP-WROOM-32を用いて、鉄道運行情報通知システムの開発を行った。本システムは、鉄道路線における列車遅延や運転見合わせ等の情報を電子メールにて利用者に通知するシステムである。利用者は能動的に情報を取得するという行為を伴わず、受動的に情報を受け取ることが可能である。本WiFiモジュールは、ハードウェア的には非常に安価であり、ソフトウェア的には著名なマイコンボードであるArduino用開発環境であるArduino IDEを利用することができるため、極めて利用価値が高いものであり、技術教育への導入も容易であると考えられる。