抄録
K-013
高齢者等の観光ビッグデータ利活用プラットフォームの提案
阿部昭博・狩野 徹(岩手県大)・工藤 彰(ノーザンシステムサービス)
高齢化の進展を踏まえ,観光庁では高齢や障碍の有無に関わらず誰もが安心して旅行を楽しむことのできるユニバーサルツーリズムの普及・促進を進めているが,歩行空間や施設のバリアフリー対応など観光地側が取組むべき課題は少なくない.我々は,旅行者・観光者の主体的な体調管理や移動を支援するユニバーサルツーリズム安心システムの研究開発を産学連携のもとで進めており,その一環で同システムによって収集された高齢者等による観光時の各種ビッグデータを観光地づくりに活かすためのプラットフォームを現在開発中である.本稿では,同プラットフォームの概要について報告する.