抄録
K-012
個人適応型ヒント提示・誘導システムを用いたプログラミング演習授業の実践
鈴木孝幸・納富一宏(神奈川工科大)
プログラミング言語を学習する演習型授業では、学生の進度や習得状況がバラバラであることが多く、教員にとって進捗状況の把握が難しい。また、学生の習得しているレベル・進捗に合わせて、適切なヒントを適切なタイミングで提示することも教員の経験に依存してしまう。本研究では、プログラミングの初学者向け演習授業で、学生の解答行動のモデル化を行うと共に、学生の進度と躓きに適応した解答のヒントの自動提示機能を提案し、システムの試作と実践について報告する。ヒントは正答のソースコードから生成する手法を検討する。モデルとヒント提示手法とタイミングなどの評価のため、受講生に実際に試作システムを使用してもらい、適切なタイミングでヒントを提示できたか、学習効果があったかなどの評価を行った。